SAP HANA から他RDBからのレプリケーション(クライアント準備編、AWSを利用)


WindowsからSAP HANAへ接続するためには以下のツールが必要です。
・SAP HANA Client(接続ドライバ)
・SAP HANA Studio(GUI開発ツール)

今回はWindowsマシンからSAP HANA Developer Editionへ接続する手順を紹介します。
事前にSAP HANA on the AWSでDBレプリケーション(AWS準備編)にてSAP HANAの構築が完了していることが前提となります。

【SAP HANA Clientのインストール】

SAP HANA ClientはODBCやJDBCなどのドライバが含まれているツールでWindowsなどのクライアントマシンから接続する際に必要となります。
また、DBMotoから接続する際にも必要となります。

以下のサイトからダウンロード可能です。(Developer Editionのみとなります)
https://hanadeveditionsapicl.hana.ondemand.com/hanadevedition/
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インストール手順は特に難しくなく、ウィザードに沿って進めていくのみです。
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【SAP HANA Studioのインストール】

SAP HANA StudioはSAP HANAをWindows等のクライアントマシンからGUIで一元管理が行える開発ツールです。Eclipseベースとなっており、イメージとしてはDB2のクライアント開発ツールであるIBM Data Studioのようなものです。
なお、SAP HANA Studioインストール時には予めJREがインストールされている必要があります。

以下のサイトからダウンロード可能です。(Developer Editionのみとなります)
https://hanadeveditionsapicl.hana.ondemand.com/hanadevedition/
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インストール手順は特に難しくなく、ウィザードに沿って進めていくのみです。
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【SAP HANA StudioからSAP HANAへ接続】

SAP HANA Studioを使用して実際にSAP HANAのシステムへ接続してみます。
まずSAP HANA Studioを起動し、Add Systemを選択します。
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Host NameとInstance Numberを入力します。
Host NameはAWS上のPublic DNSまたはPublic IPからコピペします。
Instance Numberは00です。
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SAP HANAへ接続するためのUser NameとPasswordを入力します。
User NameはSYSTEM、パスワードはDeveloper Editionの場合はMANAGERとなります。最後にFinishを押下します。
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接続が行えますと下記のようにフォルダがツリー表示されます。
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続いて、DBMoto検証用にスキーマ(カタログ)を作成するのですが、Oracleなどと同様にユーザ名=スキーマのようですので、ここではユーザを作成します。
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ユーザ名とパスワードを入力し、デプロイボタンをクリックします。
今回はスキーマとしての用途での作成のため、権限(ロール)の設定は特に行っていません。
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作成したユーザ名が正しく表示されていることを確認します。
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以上でクライアントでの準備は完了です。

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