Salesforceとのデータ統合:6つの利点 [Stambia]


はじめに

デジタル トランスフォーメーションと、それによって生じたビジネス トランスフォーメーションの時代において、企業は顧客に対するビジョンを再検討する必要に迫られています。その一環として、SalesforceのようなCRM(顧客関係管理)プラットフォームを導入することが、顧客に対する全方位型「360度のビジョン」を構築するうえでとても効果的です。

しかし、Salesforceを設定することで目標達成というわけではありません。この「Client 360」戦略の成功への鍵となるのは、情報システムと企業内の業務プロセスへのSalesforceの完全な統合であり、さらには、その統合アーキテクチャの効果的な設計が重要になります。

本稿は、このデータ中心型アーキテクチャを構築する意義に焦点を当て、迅速かつ適切なSalesforceの統合を達成する方法を提案します。

1.  Salesforce、データ統合ソリューションの利点

1.1  360度の顧客ビジョンを目指したデータクオリティの確立

組織内の課題を解決するためには、アプリケーションをインストールするだけでは不十分なことは衆目の一致するところです。アプリケーションはあくまで、ビジネスニーズの管理を円滑にするためのツールに過ぎません。Salesforceも他のアプリケーション同様、独自のデータと、それらデータのクオリティを長期にわたって確保する効率的なプロセスがあってこそ、完全な機能性を発揮します。

データ統合ソリューションの導入が、Salesforceを用いたデジタル トランスフォーメーション プロジェクトの成功に欠かせないとされる所以です。

『米ガートナー社のリサーチでは、不十分なデータクオリティが企業に与える財務上の影響は年間平均970万ドルに及ぶと報告されています』

企業がSalesforceへのデータ統合をクリーンで効果的な方法で実行できることは、成功への重要な鍵となるばかりか、しばしば見落とされがちな、あるいは単に二の次に考えられがちな必須条件と言っても過言ではありません。

また、正しく計画された完璧な「データ戦略」抜きには、クオリティへの要件を満たせず、Salesforceの効果が損なわれる可能性があります。

1.2  情報システムとSalesforceのインターフェース

データのクオリティと、それを規則的かつ実用的に統合することが、成功への鍵となることは前述のとおりですが、同様に、Salesforceを他の情報システムと相互連携させることも非常に重要なポイントとなります。

顧客データは企業の基幹処理の心臓とも言えます。データの取得、クリーニング、分散処理が、時として最重要課題となることもあります。

Salesforceは、企業のビジネス ワークフローとシームレスかつ自動的に統合する必要があります。そのためには、論理的な統合管理とデータフローの緻密な調整が、Salesforceと他のアプリケーションとの間に必要となります。Salesforceとそのような連携が求められるアプリケーションには、ERP、eコマースサイト、データリポジトリ(項目、製品、規則など)会計、アナリティクス アプリケーション(BIやビッグデータ処理など)など、さまざまなシステムが考えられます。

米ガートナー社のリサーチでは、不十分なデータクオリティが企業に与える財務上の影響は年間平均970万ドルに及ぶと報告されています

2.  Salesforceとのデータ統合、6つの利点

2.1  Salesforceへの円滑なマイグレーション

Salesforceの導入時には、情報システムからの既存データで同アプリケーションを初期化しなければならない可能性があります。特に、旧CRM(顧客関係管理)システムからのデータに対しては、その可能性が高いです。

さらに、このマイグレーションには一定の移行期間を取らなければならない可能性があります。その場合には、部分的あるいは全体的な同期化プロセスを採用することができ、移行期間中における新旧システムの併用が可能になります。

2.2  定期的・自動的データ インポートとマージ

Salesforceの運用が開始されたら、効果的なマーケティング戦略を実現するためにも、安定したデータフローが重要になります。

外部アプリケーション(パートナー)からのリードを自動生成したり、あるいは外部データファイルを購入する場合は、信頼性が高く、効率的な統合ソリューションが必要になります。そこでは、データの比較による挿入、更新、修正などを可能にする機能性が求められます。

上記のしくみにより、データの検証と補強、既存データとの比較が可能になり、Salesforceアプリケーションへの安全確実な統合が実現されます。

2.3 Salesforceからのデータ抽出でマーケティング オートメーション

Salesforceは、Pardot、Marketo、Eloqua、Adobe、Hubspotなどの「マーケティング オートメーション」システムと組み合わせて運用されることがよくあります。さらに、Eメール送信に特化されたツール(mailchimp)と連携させたり、マーケティング オートメーションの特定タスク(プリンター、イベント・通信エージェンシーなど)を担う外部パートナーと接続させることも可能です。

このようなSalesforceの外部システムとの連携は、最小限の手動作業を必要とし、データのレベルで高精度な統合が確立されなければなりません。

データ統合は、効率的で迅速なデータ選択を可能にし(Salesforceアプリケーションとの完全統合)、他のデータソースにもとづくデータの補強、さらには対象となるアプリケーションデータとの互換性を確保するデータ変換を実現します。高度なスケジューラーとリアルタイム、もしくは必要に応じた起動機能によるシームレスな自動化が、統合によってもたらされます。

2.4  Salesforceデータ分析(BI)で情報追跡・商機開拓

Salesforceのレポートやダッシュボード機能を用いれば、データにすばやくアクセスして強化することができます。しかし、そのためには、外部データをSalesforceのレポートに統合し、臨機応変な調整を必要とする場合も少なくありません。これは、Salesforceデータを企業内のBI(ビジネス インテリジェンス)システムに統合することによって対応できます。

このように、Salesforceデータは他のアナリティクス システムにエクスポートすることができ、従来型のBIをはじめ、HadoopやSparkアナリティクス プラットフォーム、その他のあらゆるデータ アナリティクスの内部または外部システムを活用することができます。

2.5  Salesforceをウェブアプリケーションと統合し、API、マイクロサービスで管理

アプリケーションとデータエクスチェンジのニーズの高まりに応じて、企業はAPIやマイクロサービスによる組織内連携の環境を築く必要に日々迫られています。

Salesforceはそのようなエコシステムにおいて、マイクロサービスや複雑なコンポジットサービスとの統合が可能なしくみになっています。

APIモードでのデータ統合は、情報システムにとって貴重な要素です。データ統合ソリューションをともなうサービスの実用化が、顧客データ活用の流動性を増し、企業が求める360度ビジョンの原動力となります。

2.6  Salesforceのリアルタイム エクスチェンジとビジネス ワークフロー管理

一般的にSalesforceアプリケーションは、リアルタイムであれ、非同期であれ、またはサービス形式か、より従来型のインターフェースを通じてか、いずれかの方法で組織内の相互連携を確立している必要があります。

ERPやeコマースシステムとSalesforceとの間でのデータエクスチェンジが、業務処理上のデータ入力エラーやデータクオリティの低下を防ぐ上で不可欠となります。

Salesforceのユースケースに限定されませんが、データ統合ソリューションがグローバルであることは、CRMアプリケーションを他の情報システムと真に共存させる決め手となります。また、それによって、組織内の全ビジネス ワークフローでSalesforceデータを有効利用でき、区分化されたアプリケーションの再編成とチーム間の連携による相乗効果が促進されます。

3.  Stambia:Salesforceデータ統合を成功へ導く

3.1  StambiaとSalesforceの連携 ― 簡単、強力、効率的なソリューション

Salesforceのようなアプリケーションとの連携は、単にログインして、データを読み取ったり書き込んだりできるほど単純ではありません。

SalesforceのAPIとサービスを効率的かつスマートに管理できて、はじめて真に効果的なデータ統合ワークフローが実装できたと言えます。

Stambiaでは、Salesforceとの相互連携をその本来の機能を生かしながら簡単に実現・管理することができます。

データ取得によるリバース エンジニアリング

Stambiaは、Salesforceアプリケーションからの情報の詳細記述を、Salesforce独自フォーマットのデータ(標準メタデータなど)から、特定データ(情報、テーブル、顧客専用アプリケーション)に至るまで、いかなる形式でも取り出すことができます(リバース エンジニアリング)。

Salesforce内の特定のフィールド記述やテーブル、内部のIDや日付を取り出せるので、データおよびメタデータの全貌を把握することができます。

これらの情報がStambiaのデータフローにおいて、アップロードの最適化や、Salesforce内の変更検知のために利用されます。

増分/一括ロード

データの抽出やデータ統合は、Salesforceのバルク インターフェースを用い、リアルタイムまたはバッチ処理で行うことができます。Salesforceとの接続によって、Salesforce固有の認証情報を使用でき、日付の作成と更新も可能なので、読み込まれたデータの内容に応じ、変更を自動検知したうえで、データ更新、挿入、マージ、あるいは何もしないかが決定されます。

Stambiaは、ルール定義の単純なマッピングで、複雑なプロセスを生成・実行することができ、企業データ統合を自動的に増分処理できます。

下記の情報がそのままStambiaで使用可能です。

  • Salesforceの日付・時刻フィールド
  • Salesforce内の識別子
  • 外部の識別子(外部アプリケーション)

これらの情報が、変更事項を検知し、サードパーティ アプリケーションやデータベース内の既存データと比較するために使用されます。

自動同期化・レプリケーション

Stambiaにはレプリケーション機能があり、Salesforceデータをサードパーティ データベースへレプリケーションしたり、また、そのデータベースからSalesforceアプリケーションへのレプリケーションを手軽に行うことができます。

これは、単純なパラメータによって実行でき、複雑な設計を要するものではありません。

さらに、Stambiaのユニバーサル マッピングによって、特定の変換処理を必要とする場合でも、レプリケーション プロセスを適宜調整して実行することができます。

このレプリケーション機能は、Salesforceとその基盤となるデータベースに対して最適化されているので、Salesforceとの連携では特に優れた機能性を発揮します。

StambiaSalesforceと、特別な技術的手間を要せずにそのまま接続、一括処理が活用でき、理想的なパフォーマンスを実現します。

3.2  Salesforceを迅速・柔軟に活用するStambia

Stambiaでは、外部システムとの接続の簡単便利さもさることながら、インターフェースの設定を単純化する開発モードの利便性も大きな特長となっています。

Salesforceへの、あるいはSalesforceからのデータフローを確保するのに、高度に技術的な必須条件は必要とされません。Stambiaマッピングによるビジネス主導型の開発が、機能上の問題に作業を集中させることを可能にし、技術的なプロセスはStambiaの自動生成に任せることができます。つまり、Stambiaは、RAD(高速アプリケーション開発)およびアジャイル形式の開発をサポートします。

相互利用可能なインターフェースの実現に要するのはわずか2、3日、いや2、3時間も不可能ではありません。

これは、データ統合に関するプロジェクトの負荷を軽減し、企業内情報システムにおけるSalesforceの設定作業を組織上および業務上の問題だけに100%集中することを可能にする、とても重要な特長と言えます。

3.3  Salesforceに留まらないStambiaソリューション ― BI、ビッグデータ、API、マイクロサービスをサポート

Salesforceはデータ統合ワークフローを必要とする多くのアプリケーションのうちの1つに過ぎません。個々のニーズに合わせた統合ソリューションを個別適用することも可能ですが、より包括的なデータ統合ソリューションを活用するには、Salesforceの導入実績を再利用するのも有効と思われます。

StambiaはSalesforceに関わる以下のいずれのニーズにも対応可能です。

  • AppExchangeでのSalesforceとアプリケーションの統合
  • 他の情報システム アプリケーション(ERP、SAP、eコマースなど)とSalesforceの統合
  • マイクロサービス、API、コンポジット サービスとしてのSalesforceに関するデータやプロセスの取り出し
  • 従来型のビジネス インテリジェンス ソリューション(データウェアハウス)あるいはHadoop下の非構造データ分析(ビッグデータ、NoSQL)を設定

Stambiaは上記と同じ機能を、一貫性のあるデータ中心型の戦略(つまり「データハブ」)を導入することにより、より広範な規模で実現することができます。それにより、システム統合(SI)環境におけるすべての構成要素とリアルタイムでのデータ共有を可能にします。

                                


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