Infinioで無限大の I/Oをー書き込みパフォーマンス考察 ― ストレージラボより(その1)-


Infinio読み取りキャッシュのソフトウェアです。そのため、書き込みの高速化が可能かどうかという懸念の声をお客様から聞くことが多々あります。すべての環境はほぼ読み取りと書き込みの両用なので、IT担当者が入出力(I/O)の全体的流れに与える影響を疑問視するのは当然と言えます。

幸いなことに、読み取りI/Oをストレージアレイから大幅に取り除けば、それは必ず書き込み速度に反映されます。長年に渡って、それが弊社の見解であり、実際に多くの顧客環境で証明されてきました。しかしながら、より最近の研究で、Infinioに対する重要なベンチーマーク調査が弊社のパフォーマンスラボで行われましたので、その結果データを一部ここに公表し、読み取りキャッシュが書き込みに対して果たす役割を詳らかにしたいと思います。

最初に、Infinioがストレージシステムに与える影響を見てみましょう。そのために、オールフラッシュのサーバーSANに一連のHCIBench(Hyper-converged Infrastructure BenchmarkHyper-converged Infrastructure Benchmark)テストを実行しました。なお、ここに示された数値は、Infinio(あるいはSAN)が実行可能な最大IOPS(毎秒入出力)でも、最小レスポンスタイムでもなく、あくまでワークロード混在環境での改善の度合いを測るデータであることに注意してください。

当テストはブロックサイズ8K、読み取りと書き込みの比率1:1を対象に行われました。vCenterにおいて、データストアとVMDK仮想ディスクに対するパフォーマンスを見てみましょう。

3:00から3:10まで、読み取りと書き込みがほぼ同等で(比率1:1なので予想通りの結果ですが)、24,000IOPSを示しています。しかし、直後にInfinioがキャッシングを開始し、読み取りが5,000まで下がっています。ストレージに対して読み取りが大幅に下がったため、書き込みへの余裕が生まれ、実際に40,000IOPS近くまで上昇し、平均して約36,000IOPSを記録しています。これが、まさに読み取り削減の効果であり、書き込みの50%増、瞬発的にはそれ以上の増加が達成されています。


次に、VMDK仮想ディスクの観点から見てみましょう。3:00から3:10までは、データストアのグラフとほぼ同じで、1:1比率のワークロードが読み取りと書き込みのIOPSをほぼ同等に記録しています。データストアとの違いは、Infinioが3:10にキャッシングを開始すると、VMDKは引き続き1:1のワークロードを示しながらも、読み取りと書き込みの双方が5割り増しとなっています。読み取りの増加はキャッシュからもたらされ、それによって実際の読み取りが削減された分、書き込みの増加も生じています。VMDKでは、この読み取り、書き込み双方に対する5割り増しが全体を通じて達成されています。


以上が、サーバーサイドのキャッシュによる読み取りリクエストの削減がもたらす効果です。

次回はさらに、異なる読み取り/書き込みの組み合わせに対する効果を見て行きたいと思います。また、下記のWebセミナー(Youtube)でも同様のご紹介をしております。ぜひこちらもご視聴ください。
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2017/0316/

Infinioの効果を自分の目で確かめたい方は、ぜひ評価版をお試しください。


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