自動キャッシュサイジングでVMware高速化がより便利に[Infinio Accelerator 4.0]


vSphereのストレージを各ESXiホスト上のRAMキャッシュで高速化するInfinio Acceleratorの 最新版 4.0では自動的なキャッシュサイジング機能が追加されました。この機能は現在利用可能なRAMリソースを高速化用のキャッシュに自動的に割り当て、動的に変化させるというものです。今回はこの 自動的なキャッシュサイジング機能 をご紹介します。

設定自体はとても簡単です。ConfigurationページでChange Sizing Modeからモードを変更するだけです。

モードの推奨要件として各ESXiホスト上のRAMリソースが128 GBあること、VMにメモリの予約が行われていないこと、があるため、これらはチェックされますが、片方のみであれば、Continue Anywayで続行可能です。

その後、設定をコミットすれば自動的なRAMキャッシュサイジングモードとして動作します。モード変更後しばらくたつと下記のようにある程度のバッファをFreeとして残して、利用可能なRAMは全てのキャッシュ(青色)として割り当てられます。

具体的な動作を見てみましょう。実際のESXiホスト上のRAM消費(緑)とVMへの割り当て(オレンジ)をみると、下記のようにVMへの割り当て以上に消費されており、Infinioのキャッシュとして使用されていることがわかります 。

ここで各ESXiホスト上でメモリ割り当ての大きいVMを起動し、RAMを消費させてみます。そうすると当然ながらVMへの割り当て(オレンジ)が増加していきますが、消費量は一定を保とうとしていることが見て取れます。

これはInfinioの自動的なRAMキャッシュサイジング機能によりキャッシュ割り当て量を減らしているためです。このため、この時の割り当て量(青)としては下記のように現象しています。

その後、VMを停止し、利用可能なRAMリソースを増やしてみると、しばらくして、消費(緑)が増加していることから、再度RAMキャッシュとして割り当てられていることが分かります。

Infinioのコンソールでも同様にRAMキャッシュが自動的に増加していることを確認できます。

このように、利用可能なRAMリソースに合わせて自動調整してくれる便利な機能となっています。

ただし、あくまでも利用可能なRAMリソースを割り当てるための機能であり、最適なキャッシュサイズを構成するためのものでないことに注意してください。

例えば、キャッシュサイズはI/OデータのワーキングセットをRAMキャッシュとして割り当てることで、最高のパフォーマンスを実現できますが、ワーキングセットが小さければ、大量にキャッシュを割り当てたとしても、それ以上に効果はありません。

加えて、一時的に大容量のRAMを使用するVMが稼働した後に、この自動的なRAMキャッシュサイジングにより、キャッシュサイズが小さくなった後、元のサイズに戻った場合、再度キャッシュデータをウォームし直す必要が発生します。

このような場合、判明している 通常運用時の ワーキングセットのサイズを静的に設定しておく方が、安定したパフォーマンスにつながる場合もあります。

ただ、RAMリソースに余裕のある環境であれば、とりあえず設定しておくことで高速化の恩恵を受けられるものですので、是非ご活用ください。

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