[N2WS CPM]数百のEC2インスタンス バックアップを自動化:Cloudar社事例


『バックアップは、マネージドサービスモデルが提供する最も重要なサービスの1つです。企業の存続にとって重要であり、サービスプロバイダーとして、顧客に復旧機能を提供することは必須です。』

– Tom De Blende、Cloudar社のチームリーダー管理サービス

Cloudar社の課題

クラウドアーキテクトのTom De Blende氏は、「バックアップは、マネージドサービスモデルが提供する最も重要なサービスの1つです。会社の存続にとっては重要であり、サービスプロバイダーとして、顧客に復旧機能を提供することは必須です。」と語ります。また、Blande氏は、次のようにも述べています。「クラウドバックアップと災害復旧を管理する際にCloudar社が遭遇した最大の課題は、システムをバックアップするために、3、4程度の異なる手法があったことです。つまり、EC2インスタンス上でオープンソースソフトウェア使用する方法、Ansibleを使用する方法、Labmdaを使用する方法などがあります。」

企業は、これらのさまざまなバックアップシステムを、それぞれ管理し、更新等のたびに手間が発生することを保存でいません。レポート、アラート、監査証跡で適切に監視でき、高度な保存ポリシーなどの機能を実装した統合ソリューションを求めています。

オープンソースでの試行錯誤

クラウド・プロテクション・マネージャー(CPM)を使用する前に、Cloudar社はいくつかの異なるオープンソース・ソリューションでのバックアップ自動化を試しました。具体的には、AnsibleとLambdaです。他のサービスを評価した後、Cloudar社はCPMがニーズに最も適していると判断しました。

以前のバックアップソリューションとCloud Protection Managerの比較

他の分野で以前から使用していた様々なソリューションをバックアップのためにも活用しようとしましたが、適切な世代保持が行えず、バージョンアップを行うには再構成する必要がありました。また、それらはCloudar社が必要とする機能をすべては提供していませんでした。

オープンソース Ansible Amazon Lambda CPM
世代管理 最低限 高度なポリシーは不可 高度な保持ポリシーが可能
シームレスなアップグレード N/A
構築の手間 スクリプトを手組(エラーが発生しやすい) バージョン間での互換性問題 スクリプトを手組(エラーが発生しやすい) 時間、手間かけず構築可能
アプリケーション整合性

CPM導入後の成果

Cloudar社はCPMの機能を活用し、全ての顧客を管理できます。

  • 数百のEC2インスタンスをスケジュールでバックアップ
  • セルフサービス機能によるマルチテナントのサポート
  • タグ付けとCLIによる自動バックアップポリシー

顧客はセルフサービス機能を利用しCPMコンソールにアクセス、ファイルレベルリストアを自身で実施することも可能になりました。また、Cloudar社はCPMが提供するクロスリージョンでの災害対策機能の利用も視野に入れています。

Blande氏が考える、CPMの主要メリット4つ

  1. 多くのAWSアカウントを集中管理可能
  2. SNSアラート
  3. 高度な保持ポリシー
  4. Pre/PostスクリプトとMicrosoft VSSによる一貫性のあるバックアップ

堅牢で柔軟性の高いバックアップソリューションの実現、時間の節約と効率化にはCPMの導入が不可欠でした。 Cloudar社が他のバックアップソリューションよりもCPMを選択した理由は、管理の容易さと使いやすさです。 「これにより、当社はビジネスに注力することができます」とBlende氏はコメントしています。

Cloudar社について

Cloudar社は、クラウドアーキテクチャをベースに構築した、あらゆるタイプのビジネスに適した堅牢なクラウドソリューションを提供します。大規模で可用性の高いAWS環境を設計、構築、運用し、クラウドソリューションの導入に関する専門知識を必要とする顧客を対象としています。 また、AWSコンサルタントとマネージドサービスを提供し、クラウドリセラーでもあります。Cloudar社は200以上のAWSアカウントを管理し、何百ものインスタンスに対してフルマネージドサービスを提供しています。

(注) 現在CPMはN2WS Backup & Recoveryへ製品名が変わっています。

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