VeeamのインスタントVMリカバリをもっと高速に『読み取り編:Infinioアクセラレータの活用』


Veeam Backup & ReplicationにはインスタントVMリカバリという、実際にデータを転送せずともバックアップデータからVMを起動する高速な復旧機能があります。

これはvPower NFSというVeeamが特許を取得している技術を活用したもので、重複排除、圧縮されたバックアップファイルを展開することなしに、その中のVMのデータを透過的に見せ、NFSデータストアとしてマウントする機能です。
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このvPower NFSのサービスVeeamがインストールされているWindowsやProxy、Repositoryとして利用してるWindows上で実行されています。そのため、実際にNFSデータストアとしてマウントされている領域をWindowsから見ると、サイズがほぼ0のVMの構成ファイルが確認でき、バックアップファイルからはVMのデータは展開されていないことが分かります。
パワーオフ

この際に問題となってくることはVMのディスクI/Oパフォーマンスです。今回はその中でも読み取りパフォーマンスについて注目していきます。

インスタントVMリカバリは上記のような動作ですので仮想ディスクのデータを読み取る際には、最終的にバックアップファイル内のデータを読み取っています。
そのためアーカイブ用の読み取りパフォーマンスが低いストレージにバックアップファイルがある場合にはインスタントVMリカバリで起動させたVMは低速であり、動作が重くなってしまいます。また、インスタントVMリカバリによりバックアップファイル内の複数のVMを起動させる場合には、vPower NFSサービスを実行しているサーバに負荷が集中してしまいます。

これを改善するためにInfinioによるサーバサイドのリソースを活用したストレージ高速化を試してみました。InfinioはvSphereホスト上に仮想アプライアンスとして配置されメモリを読み取りキャッシュのリソースとして活用、NFSデータストアやSANストレージのパフォーマンスを向上させます。また、コンテンツベースのアーキテクチャにより、データの場所ではなくコンテンツ=内容VM、vSphereホスト間でグローバルなキャッシュとして保持するため、同一のデータは重複排除され、少ないRAMで効率的なキャッシュを実現できます。
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今回の検証では、インスタントVMリカバリで起動したVM上でiometerを実行し、各サイズの読み取り待ち時間を比較しました。下の図のように待ち時間が大幅に改善され、平均して約9倍程度、応答速度を改善できていることが分かります。比較

ただ、Infinioコンテンツ=データの内容をキャッシュするソフトウェアですので、このようなベンチマークソフトでは十分に性能を把握することが難しくなっています。そのため、Infinioにはどの程度、高速化が行えたのかを示す以下のようなダッシュボードが組み込まれており、Infinioを使用した場合と使用していない場合の待ち時間やどの程度Infinioリクエストをキャッシュからの読み取りにオフロードできたのか、どの程度、帯域を節約できたのかといった情報を確認できます。

また、Infinio30日間の無料評価が可能であり、仮想環境でI/Oのダウンタイムや再起動等の中断なく簡単に30分以内に導入できますので実際に試していただき、その価値を判断いただいた後に購入するか決定いただけます。もちろん不要と感じた場合のアンインストールも簡単でありダウンタイムも発生いたしませんのでご安心ください。
ダッシュボード

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