これで安心!バックアップ環境の問題を自動診断するIntelligent Diagnostics[Veeam ONE]


Veeam Intelligent DiagnosticsはVeeam Backup & Replicationの構成の問題や既知の問題を自動的に検出するVeeam ONEの機能です。これにより、バックアップの最適化や問題の早期発見が行えます。

この記事では、この機能を使用するための準備と、実際にどのような問題を検出できるかを紹介します。

この機能を使用するためにまずは、Veeam ONE AgentをVeeam Backup & Replicationサーバーにインストールする必要があります。

これは、Veeam ONE MonitorでVeeam Backup & ReplicationまたはVeeam Backup Enterprise Managerサーバーを接続すると、デフォルトでインストールされます。接続時にスキップして後からインストールすることも可能です。

Veeam ONE Agentのステータスを確認できます。

  1. Veeam ONE Monitorを開く
  2. 左下のData Protection Viewに移動
  3. 左側のインベントリペインでBackup Infrastructureを選択

接続されているバックアップサーバーのリストが表示され、その横にVeeam ONE Agentのステータスが表示されます。

エージェントがインストールされていない場合は、右クリックしてコンテキストメニューからInstall Agentを選択してください。

エージェントがインストールされたらリストのバックアップサーバーを右クリックして、コンテキストメニューのAgent settingsを選択します。

2種類のアクション設定が表示されるため、使用したいアクションを有効にします。

Remediation actions(修復アクション)

修復アクションを有効または無効にできます。利用可能なさまざまなアクションがあります。利用可能なアクションのリストはヘルプセンター(英語)で確認できます。

https://helpcenter.veeam.com/docs/one/alarms/appendix_remediation.html?ver=100

利用可能なアクションをいくつか紹介します。

VM with no backups(バックアップされていないVM)

新しいVMが作成され、本番環境で運用されているものの、バックアップジョブに追加することを忘れてしまうことがあります。

Veeam ONEは、このようなVMを検出し、さまざまな修復アクションを提供します。VMを既存のバックアップジョブに追加して実行したり、VeeamZIPなどを起動したりできます。

VM snapshot management(VMスナップショットの管理)

スナップショットには多くの利点がありますが、保持している期間が長い場合や制御できないほどサイズが大きくなる場合は、問題になる可能性があります。

Veeam ONEを使用すると、スナップショットのサイズ、期間、数、またはステータスに応じてそれらを管理できます。

Backup log analysis(バックアップログ分析)

Veeam ONE Monitorでは、定義されたスケジュールに従って、または手動でVeeam Backup & Replicationのログ分析を実行できます。

自動スケジュールは、右クリック/コンテキストメニュー > Log analysis scheduleで構成できます。

手動で実行したい場合は、サーバーを右クリックしてStart log analysisを選択します

ボタンをクリックした後、Veeam ONE MonitorはVeeam ONE Agentにコマンドを送信して、Veeam Backup & Replicationサーバーからログを収集します。エージェントは、圧縮されたログファイルをVeeam ONEに送信し、既知の例外とエラーがないかどうかが検査されます。

どのような問題が検査されるかは、Alarm Management > Intelligent Diagnosticsにリストされた事前定義されたアラームで見つけることができます。

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