日々増大するデータを管理し、バックアップして長期保存するために、企業は多くのコストを費やしています。効率的なバックアップのために、高額な投資を行うことは、果たして正しいことなのでしょうか?
企業におけるデータの重要性が高まっている中、バックアップやストレージにかかるコストも増大しています。コンプライアンスや法令遵守、監査への対応などから、企業はデータを長期間保存する必要があり、冗長化や事業継続のためのDR(ディザスタリカバリ)でもストレージが重要なポイントとなっています。
また、爆発的なデータ量の増加によって、バックアップに要する時間も延び、クラウドなどを利用したバックアップを行おうと考えても、ネットワークがボトルネックとなることも多く、クラウド側のストレージ容量が肥大化して思わぬ高額なコストとなってしまうこともあります。
これらを解決するために、「重複排除・圧縮」してデータ量を抑え、転送容量やストレージを節約するソリューションやアプライアンスが数多く出ています。しかし、これらの高額なソリューションやアプライアンスに投資するしか選択肢はないのでしょうか。
ソフトウエア定義セカンダリストレージプラットフォーム「QoreStor」は、ハードウェア、仮想マシン、クラウド環境に直接インストールでき、既存のバックアップソフトウェアと連携することができます。QuestNetVaultだけはなく、NetBackupやBackup ExecなどのOpenSystem Technology(OST)準拠のバックアップ製品など、幅広い製品と連携が可能です。つまり、新たなバックアップシステムを模索しなくても重複排除を利用でき、バックアップやストレージに関する初期コストと運用コストを大幅に抑えることができるのです。また、アプライアンス製品の多くが数年ごとに刷新し、ソフトウエアライセンスを含めて再購入する必要があるのに対し、QoreStorは永続ライセンスで提供されることも低コストに貢献できます。
QoreStorは、FIPS140-2に準拠する優れた暗号化アルゴリズムでセキュリティを強化し、Secure Connect機能によって安全なデータ転送が可能で、ネットワークに問題が発生した場合でも自動 的にデータ送信を再試行します。また、グローバルビューと呼ばれるクラウドベースの管理ポータルで複数のQoreStorインスタンスを管理でき、管理の手間も低減します。
QoreStorの重複排除テクノロジーは、アプライアンス製品である「Quest DRシリーズ」の10年以上にわたる進化と実績に基づいており、非常に高効率の重複排除・圧縮を提供します。
QoreStorで採用されている可変長ブロック重複排除は、シングルインスタンスや固定長ブロックの重複排除よりもディスク容量を最適化することが可能です。
たとえば、毎週100TBのバックアップを3か月間(12週間)行うと、そのままでは1.2PB(1,200TB)のストレージ容量が消費されてしまいます。前述の固定長ブロック重複排除テクノロジーを使っているバックアップソリューションでは、約30%の840TBまでデータを減少できます。しかし、QoreStorの可変長ブロック重複排除では、最大約93%の削減が可能となり、84TB以下のデータ量となり、固定長ブロック重複排除の1/10以下となります。これだけのデータ量が削減できれば、設置場所や消費電力も含めたストレージコストを大幅に削減できるでしょう。また、多大なデータ容量に煩わせることなく、シンプルにDRやクラウド 移行の計画を立てられ、自社のデジタルトランスフォーメーション戦略などに寄与することが可能となります。
QoreStorは、あらゆる物理サーバ、仮想マシン、クラウドで利用できるため、データを保護する場所を選ばずにさまざまなバックアップ計画を立てることが可能です。オンプレミスでプライマルストレージアレイにバックアップしていたものをセカンダリストレージにバックアップしたり、災害対策として、DRサイトへレプリケーション、更にAzureやAWSなどのクラウドにレプリケーションすることも考えられます。これらは、重複排除でバックアップ時間短縮やネットワーク使用量を削減できることで実現できるものです。
PDFのダウンロードはこちら
※閲覧パスワードはお問合せください。
クエスト・ソフトウェア株式会社
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1
日土地西新宿ビル 13F