E-LTアーキテクチャでは、従来のETLツールのような、独自のエンジンによる変換を処理することは行わず、データの移行先あるいは移行元で変換処理を行います。変換はデータベースやその他の技術(OLAPやオペレーションシステムなど)の変換機能を活用します。これにより、パフォーマンスを最適化し、効率的にデータ統合を行うことができます。このアーキテクチャ利点は次のとおりです。
Stambiaはモデル駆動エンジニアリング(MDE)の概念を活用しています。これにより、複雑な開発であっても、データへの接続や処理の流れを抽象化し、各コンポーネントを組み合わせることでプログラムを自動生成し、開発を高速に、そして確実に行うことができます。
MDEはモデルの作成や抽象化に焦点を当てたソフトウェア開発手法であり、プロセスや構造、コード、プログラムなどを自動的に生成します。このようなコンポーネントの抽象化と連携は、開発をよりシンプルにします。Stambiaではこれらの概念を活用し以下の2つのイノベーションを提供しています。
XMLターゲット、Webサービス、SAPなど、Stambiaでは様々なデータを同じような表示形式で扱うことができます。これによりユーザは、様々なデータに翻弄されることなく操作することが可能です。例えば以下のマッピングでは、次のような処理を管理しています。このように、表を扱うのと同じくらい簡単に扱うことができ、複雑さはStambiaによる排除、管理されます。これによる、技術的なルールに焦点を当てるのではなく、ビジネスのルールに焦点を当てた開発を可能にします。
データ統合ソリューションはあらゆる種類のテクノロジに接続できることが重要です。Stambiaはモデル駆動型開発の手法に基づき、あらゆる技術に適応(アダプティブ)していくための2つ重要な概念をベースに設計されています。
Stambiaでは技術を利用するために、特定の手法や方法をとっていません。これにより、各テクノロジの合わせた表現を行うことができ、新たに出現したテクノロジにも適応できます。例えばTeradataメタデータでは他のデータベースには存在しないようなプライマリインデックスなどのTeradata固有のオブジェクトも表現することができます。
テンプレートとは、開発で必要となるプロセス(選択、変換、分割、参照、結合など)を、再利用可能にするコンポーネントです。ユニバーサルマッピングにより作成したデータ統合開発の一連の流れをテンプレートに関連付けることで、自動的にプロセスを生成できます。Stambiaにこのようなテンプレートが豊富に用意されており、データ連携はもちろんのこと、複雑なデータ統合を行う場合でも、マッピングから簡単にプロセスを生成可能です。