構成データベースアップグレードに関するVeeam側のサポート範囲について
本記事では、Veeam Backup & Replication(以後Veeam B&R)にて、ジョブ情報やインフラストラクチャ情報などを保持するために使用しているVeeam構成データベースをアップグレードするための概要や方法を記載しています。ただし、Veeamとしてはデータベースのアップグレード自体をサポートしているわけではないため、データベースアップグレードに関する詳細手順やトラブルシュートに関しては、データベースベンダー側への確認を依頼させていただく可能性がある点はご了承ください。
概要
本記事では、Veeem B&Rの構成データベースエンジンとして「PostgreSQL」を使用している場合に、当該PostgreSQL構成データベースをアップグレードするための手順について記載しています。
基本的にVeeam B&Rのアップグレードを実行したとしても、Veeam構成データベースのアップグレードが自動的に実行されるということはありません。ただ、Veeamサポートからの指示がない限り、Veeam構成データベースのアップグレードの実施に関しては任意であり、構成データベースのアップグレードを実行せずとも、継続してVeeam B&Rを使用することは可能となっております。PostgreSQLの脆弱性対応やコンプライアンス要件のために、Veeam構成データベースのアップグレードが必要となった場合は、必ずアップグレード先のPostgreSQLバージョンがVeeam B&Rの構成データベースとしてサポートされているバージョンであることを確認してください。