医療クラウドの展望

現代の医療では、患者の治療と同程度に情報管理が重要な業務となっている。
その証拠に、総合病院の事務所にはファイルのキャビネットが所狭しと並んで
いる。それらの手書きシステムがいかに非効率でミスしやすいかは自明の理で
ある。
カルテ等のデジタル化への試みはすでに進んでいるが、クラウド化への敷居は
まだ高い。

しかし、クラウドへの関心は高まっている。
医療分野におけるクラウド・コンピューティング市場は2017年までに540億ドル
規模に発達すると予測されている。
記録の保存のみならず、SaaSの利用拡大も期待される。

クラウド化へのハードルは、セキュリティや患者のプライバシーへの懸念以上
に、現場の担当者がどれだけ新システムに馴染めるかどうかに左右されるよう
に思われる。
デジタル化がより進んで行けば、クラウド化へのハードルも下がってくるに違
いない。

(CloudTweaksコラムHealth Care Moving to the Cloudより)
http://bit.ly/YW1ol4

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