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導入事例 大和小田急建設様

仮想化で導入費用を20%削減し堅固なレプリケーション・バックアップを実現

大和小田急建設株式会社は
自社サーバ向けのVMwareによる仮想環境でバックアップとレプリケーションを組合せたシステムを実現。「Veeam Backup & Replication」の導入により、トータルコストの20%削減も可能にした。 そこで同社経営管理本部経営企画部情報システムグループ長の川田正純氏に話を伺った。

大和小田急建設株式会社様 会社概要

会社設立 昭和14年1月26日
資本金 10億86百万円(東証第一部上場)
従業員数 787名(平成22年3月31日現在)
売上高 695億円(平成22年3月期)
事業内容 主に鉄道関連の受注、公共土木等に実績のある建設会社です。
建築、土木、リニューアル、企画・設計、技術開発、不動産の部門からなる建設会社です。

初の仮想サーバの導入で、求められるデータのバックアップシステム

大和小田急建設では2010年に入って、イントラネットのWEBサーバやDNSサーバなど、社内向けシステムで使用していたサーバ7台がリースアップすることになり、後継機をどうするのか検討していた。
社内で、別のサーバに関して、仮想サーバを実験的に導入するテストが行われていたが、稼働が順調であったことから、後継サーバについても物理サーバに代わる仮想サーバの採用に傾き始めていた。

仮想サーバのメリットは、物理サーバに比べて導入コストが安く、また実際に必要台数を並べて稼働させる物理サーバに比べて消費電力を大幅に削減できる点にある。同社では仮想サーバを念頭に後継サーバを選定することになったが、選定に傾いた理由がコストの削減が図れるという点だ。

そして、もう1つこのコストと関連する事でもあるが、新システムの構築については、ハードやソフトの故障など障害に対応できる体制を整備したいというサーバの二重化構想を描いていた。
しかしその実現には、大容量の外部ストレージとバックアップシステムが必要になる。
仮に外部ストレージを採用するとなるとその分のイニシャルコストだけで1千万円近い予算が必要になり、限られた予算の中で外部ストレージを使う方法では、どうしてもコストに見合わない

そこで、仮想技術を有効に活用した最新のバックアップ手法を自ら探すことにし、仮想マシンを保護する複数のソフトウエアを検討する中で、最終的にクライムが提供する仮想化ソリューション「Veeam Backup & Replication」の導入を決断するに至った。

バックアップとレプリケーションを兼ね備えた「Veeam Backup & Replication」がニーズを実現する。

大和小田急建設株式会社 川田氏
経営管理本部経営企画部
情報システムグループ長 川田氏
実は同社では、その間、仮想サーバの実験的導入に関連して他社のバックアップソフトをいくつか評価していたが、実用性という点で課題があった。

1つは仮想マシンに破損など障害が生じた場合、バックアップデータを1ヵ月前、1日前といった任意の時点で復旧させることができないという事。
もう1つは、バックアップに加えて、障害時の復旧に役立つレプリケーション機能を持ちたい、そこでは細かい世代管理を行いたいと考えていた。そのほか、バックアップのスケジュールの柔軟性、バックアップ時間、動作の安定性、運用のし易さ等に対しても不満があった。他社のバックアップソフトでは、こうした同社のニーズに対応することはできなかった。

こうした条件をもとに詳細に検討した結果、「バックアップとレプリケーションを1つのパッケージで実現することができる「Veeam Backup & Replication」に最終的に興味を持った」と川田氏は話す。
また、コストの点でも、「VMware vSphere Essentials」に対応してサーバ3台まで導入できる「Veeam Backup & Replication」のEssentialsライセンスがあり、他社の製品と比べて費用が低価格な事も大きな魅力だという。

「1サーバあたり、仮想サーバを10台程度なら十分搭載できる。サーバ3台をフルに利用すると、1台あたり1万円程度で、レプリケーションとバックアップ機能を持つことができ費用対効果を考えれば抜群に安い
Veeam Backup & Replicationはレプリケーション機能を使うことで障害時に短時間で直前のデータまで戻すことができる。 こうした機能を兼ね備えた仮想バックアップソフトは他にはない」
と採用に至った理由を説明する。同社の試算では、仮想システムに外部ストレージを採用した場合の費用と比べて、トータルコストで20%削減できたという。

バックアップ環境が大幅に強化&改善

同社では「Veeam Backup & Replication」の採用の結果、バックアップ環境が 大幅に強化され社内のITインフラ全体の信頼性を向上させることができた。
同社では、「クロスレプリケーション」という考え方に基づいてバックアップシステムを構築している。
サーバ同士が互いの仮想マシンをレプリケーションする方式を採用しているほか、さらにそれら仮想マシンをバックアップするという二重、三重のバックアップシステムを築いた。
さらには、従来と比較してバックアップ環境も大きく改善することに成功した。

従来の物理サーバを使用していた時代は、最終的なバックアップ方法として7台のサーバそれぞれのデータをテープに保存していた。毎週、テープを取り替える作業が必要なメンテナンスを要していた。

これに対して「Veeam Backup & Replication」では、自分が必要な世代のデータだけを設定しておけば、後はソフトが自動でデータをバックアップする。
ユーザーにはメールでデータのバックアップがサクセスかフェイルかを知らせるだけでメンテナンスは一切不要

「導入方法もわかりやすく、簡単なパソコンのソフトをインストールするようにマニュアルに従って操作すれば特別なスキルがなくても容易に行える。従来のバックアップソフトに比べて格段に簡単だ」(川田氏)
と、その手離れの良さを絶賛する。

「Veeam Backup & Replication」を導入後、WEBサーバのフォルダをユーザが過って消去した事があったが、レプリケーション機能で何なくデータをレストアすることができたという。

大和小田急建設様 システム構成図
大和小田急建設様 Veeam導入システム構成図

システムに対する今後の希望

また、川田氏は「Veeam Backup & Replication」に対する今後の要望として、災害時の復旧機能の改善を指摘する。
現在のレプリケーションでは災害時の復旧は簡単だが、その後のプライマリサーバへの切り戻し機能が手動で復旧までにやや作業を要する。
「できればボタンを押すだけでセカンダリからプライマリへ自動復旧するシステムを希望する」(川田氏)という。

また予防的対策として事前予知機能も希望している。
仮想環境を導入することでハードウェアのリソースを極限まで使えるようになったが、それ故にリソースがどの程度残っているのか、また何らかのトラブルが発生する危険性がある場合などに事前に知らせて欲しいという。

さらには、世代管理のデータの保持の仕方を期間毎に細かく設定できるようになればいいといったニーズも出され、「Veeam Backup & Replication」に対する期待の高さを窺い知ることができた。

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