Database Performance Analyzer [DPA] による待ち時間の増加の調査手法


この例では、待ち時間増加の根本原因を見つけるためにDatabase Performance Analyzer(旧Ignite、以下DPA)を使用する方法を示しています。

問題点

定期的に実行されるSQL文の待ち時間が大幅に増加した。

調査方法

1.DPAのホームページから、そのSQL文が実行されているデータベースインスタンスをクリックします。

2.トップSQLステートメントのトレンド チャートの凡例で、SQLステートメントの名前またはハッシュ値をクリックします。

[クエリの詳細] ページに過去 30 日間の待ち時間が表示されます。4月23日あたりから待ち時間が長くなっていることがわかります。

3.ページをスクロールして、チャートを確認することができます。下記に注目してください。

●統計チャートでは、「実行数」は変化していないが、「実行ごとの待ち時間」が4月23日頃に大きく増加している。

●DPAは計画の変更を検出し、自動的にPlansチャートを表示しました。Plansチャートを見ると、プランが変更されたのと同時に待ち時間の増加が発生していることが分かります。

4. どのグラフでも、4月23日を表すバーをクリックすると、その日の詳細が表示されます。

Top WaitsとStatisticsのチャートでは、プランが変更された1時間の間に待ち時間が増加し始めたことが確認できます。また、インスタンス リソース メトリックス セクションのチャートでは、リソースの圧迫が見られないことも確認できます。

根本原因を特定した後、プランセクションのハッシュ値をクリックすると、各プランを表示し、何が変わったかを確認することができます。

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