Oracleアーカイブログモードの変更


Oracleでのトランザクション処理は通常Redoログに記録されますがRedoログはローテーション管理のため、指定のサイズに達し、Redoログのグループが切り替われば古いログは消えてしまいます。

このログをずっと残しておくのがアーカイブログとなります。アーカイブログモードをONにすることで、カレントのRedoログが切り替わった際にそのログをアーカイブログとして出力されます。

●アーカイブログモードの変更手順

1. まずは現在のアーカイブログモードの設定を確認するため、下記コマンドを実行します。
SQL> select log_mode from v$database;
NOARCHIVELOGとなっていればOFF、ARCHIVELOGとなっていればONです。

2. アーカイブログモードの変更を行うために、下記コマンドを実行してデータベースを停止し、マウント状態にします。
SQL> shutdown immediate;
SQL> startup mount;

3. アーカイブログモードをON・OFFにするために、下記コマンドを実行します。
・ONにする場合
SQL> alter database archivelog;

・OFFにする場合
SQL> alter database noarchivelog;

4. 最後にデータベースをオープンします。
SQL> alter database open;

以上で設定は完了です。

データベースレプリケーションツール「DBMoto」はOracleからの差分レプリケーションの際、LogMinerを使用してRedoログを参照しますが、アーカイブログを参照することも可能です。その際は下記のように設定画面で「Read Archived Logs」にチェックを入れる必要があります。

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