Database Performance Analyzer (旧Ignite)の情報からメモリのチューニング【DBの監視・管理】


検証用にインストールしたOracle 10.2をIgniteに登録し、監視していたところ以下のようにLibrary Cache Hit Ratioの警告が発生していました。

検証のためにインストールしたものであるため、最小構成であったようです。そのためSGAのパラメータを大きくして共有プールサイズが大きくなるよう変更しました。

SGA最大サイズを変更
alter system set sga_max_size = 512M scope = spfile;

SGA_TARGETを変更
alter system set sga_target = 512M scope = spfile;

インスタンス再起動
shutdown immediate;
startup;

これにより、警告が消えていることがわかります。

この程度のチューニングであれば、専門家ならすぐにわかるとは思います。
しかし運用しているOracleのパフォーマンス低下の原因が、どこにあるかを明確にするためには手間がかかります。
この際にigniteを用いることで、これがSQLクエリの問題なのか、プログラムの問題なのか、今回のようなパラメータやマシンスペックの問題なのかといった、原因の特定を用意にすることが可能です。

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