VMware vCenter Operations(パフォーマンス・モニタリング・バッジ)の概要


2011年3月に発表されたVMware vCenter OperationsはユーザのVMwareインフラのパフォーマンス・モニタリングを提供するvCenterパッケージの仮想化管理ツールです。

通常、仮想化管理者はその都度のパフォーマンス・モニタリング統計を理解し、相関させる必要があります。しかしVMware vCenter OperationsはvSphereインフラ全体に渡る統計的な観点を分析する複雑なアルゴリズムを使用します。この仮想化パフォーマンス・データを仮想マシン(VM)ツリーの各オブジェクトを3つの分かりやすいバッジ(badge)へ抽出します。

各VMware vCenter Operations の各バッジは仮想化パフォーマンス状況用の数値と色で表示します。色はオブジェクトが望ましくない(unwanted)、危険値に近づくに従いグリーンからイエロー、レッドに変化します。

●ワークロード(Workload):このパフォーマンス・モニター・バッジは与えられたオブジェクトによるリソースの利用度の測定です。VMware vCenter Operationsではオブジェクトが必要なリソース対アクセスされたリソース量のパーセンテージとして表示されます。100%の値は、オブジェクトが要求するすべてのリソースが満たされていますが、余分なリソースが無いことを示しています。100%より低い数値は望ましいく、それは必要以上のリソースがあるオブジェクトを示しています。もし数値が100%以上であればオブジェクトはリソースに欠乏しています。

●キャパシティ(Capacity):このバッジはオブジェクトがリソースの枯渇にどれだけ近いかを示します。パフォーマンス・モニター・トレンドの経過をベースにVMware vCenter Operationsは現在のオブジェクトのキャパシティが充分でなくなる前に残り時間量を計算します。

●ヘルス(Health):このバッジは、オブジェクトの現在の状態の相対的な正常性を表示します。このパフォーマンスのモニタリング統計は、オブジェクトの過去の傾向に基づいています。100の数値は通常オペレーションを示します。オブジェクトの動作が期待されるものから逸脱すると数値は減少します。

参考: Veeam One ソリューション – VMware モニタリング(監視), キャパシティ・プランニング, 変更管理, レポーティング, チャージバック 統合管理ソリューション

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