VMware Storage vMotionオペレーションに問題があった時に何を確認するか?


VMware Storage vMotionは複雑なソフトと多種のハードウェア依存を含む高度なツールです。大体の可能性のあるエラーはStorage vMotionプロセス間で発生し、単一的な原因や推奨トラブルシュート・コースはありません。しかし診断をサポートしてくれる共通のヒントはあります。

例えばデータストア上に十分なディスク・スペースが無いというようなエラー・メッセージはデスティネイション(送り先)ボリュームがマイグレートVMを受け取るための十分な物理ストレージ・スペースが無いことを意味します。すでにあるVMを他のボリュームに移動させたり、 Storage vMotionプロセスに別デスティネイションを選択することでフリー・スペースが可能になります。他の手法としては打塁スナップショットを削減したり、時間経過したVMFSボリュームを移動させたりすることでフリー・スペースが可能になります。まだスペースが必要であればストレージ容量を増やすためにディスクの追加が必要になります。

Storage vMotionが完全なディスク・スペースのコピーに失敗した場合、これは通常ソース(送り元)がターゲット・データストアに達することができなかったため、マイグレーション(移行)が中断されたことを意味します。これはSANやLANの問題で発生します。例えば高度に複雑化したLANセグメントはソースとデスティネーション・ストレージ・ロケーション間で多くの待ち時間を発生させます。またスイッチやネットワーク・デバイスでの問題も考えられます。極度の場合ではデスティネーション・ストレージ・サブシステムに問題がある場合があります。このタイプの問題では根本原因の調査と修正には体系を立てた、注意深いトラブルシュートが必要です。

VMware Storage vMotionが特定の時点または完了パーセント(%)でフェイルを繰り返す場合にはデスティネーション・ストレージ・アレーか、ストレージ・ネットワーク・パスでの他のデバイス、デバイスがVAAI (vStorage API for Array Integration)コマンドの解釈に問題があると考えられます。多くの場合、、潜在的な問題はVAAIを処理できない旧式、またはサポートしていないストレージ・アレーか、ストレージ・アレーがコンパチビリティを達成するためのファームウェアのアップデートが必要です。もしコンパチビリティ問題を解決できない場合はStorage vMotionサイクルでのVAAIサポートをディスエーブル(不可)に設定する必要があるかもしれません。

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