トラブルシュートの最適手順【仮想化プラットホーム VMware vSphere】


VMwareのトラブルシュートは、エンタープライズvSphereインフラがハード/ソフトウェアの多重で複雑な部品から構成されているので、厄介で、困難なものといえます。

どのようにVMwareトラブルシュートに対応するのか?いつVMwareに連絡すべきか?次のステップはユーザのvSphere問題に対するクイック・ソリューションです。

VMwareトラブルシュート・ステップ1:問題を分離する。

●ストレージの確認。多くの仮想マシン(VM)はSAN (storage area network)やネットワーク接続ストレージ上に格納されています。もしストレージが利用できなければ、通常はVMはフリーズしています。もし大きな機能停止があれば、それは多くの環境で一箇所障害であるストレージに関連している可能性が高いです。

●ネットワークの確認。ネットワークもまた一箇所障害です。核のネットワーク・スイッチがパワーを失ったり、ロックしたら、仮想インフラへの接続は失われます。またNFS(Network File System)やiSCSIストレージ・ネットワークを使用していれば、ネットワーク機能停止はストレージ機能停止の原因となります。

●DNSを確認する。DNSがダウンしていれば、それが本当にDNSの問題の時は仮想インフラは明らかにダウンします。

●vCenterの確認。vCenterサーバがダウンしていれば、VMとホストはまだ稼動していても、vCenterクライアントはvCenterサーバには接続できません。この状況が起きたときに経験の浅い管理者は仮想インフラがダウンしたと考えてしまいます。

●ホストの確認。本番サーバや、クリティカルなインフラ・サーバ(例;vCenter や DNS サーバ)がクラッシュしたり、パワーを失ったときは、何か大きな問題があると考えるべきです。

では、vCenterや ESX/ESXi ホスト問題として問題を分離したときに、次のVMwareトラブルシュート・ステップへ移ることができます。

VMwareトラブルシュート・チェックリスト
vSphere内に問題を分離することは複雑なプロセスです。それをカバーするには多くの時間が必要で、VMwareにはそれ専属の大所帯のサポート・グループを抱えています。

ユーザが早く復活可能なVMware vSphere トラブルシュート・チェックリストがあります。

1.SSHリモート・コマンド・ライン、フィジカル・コンソール、 KVM-over-IPコンソール経由でESX / ESXiサーバ・コンソールの接続します。それからesxtopコマンドを稼動させ、大きなリソースやリソースを過度使用しているものを検証します。ユーザはプロセスがリソースを消費していれば、大きなプロセスを停止させたり、リソース制約を調整したりできます。

2.ホストとvCenterのパフォーマンスをモニターするためのvSphereクライアントを使用する。多くの場合にはパフォーマンス問題はvCenterをダウンさせたり、ホストを無反応にさせたりします。

3.vCenterクライアントのグラフィック・ユーザ・インターフェイスやコマンドラインを使用して /var/log/vmware にあるESX/ESXiサーバ・ログ・ファイルのエラー・メッセージを確認します。一般的なエラーとしてiSCSIネーミング、認証問題、ホスト接続問題などが含まれます。(これらのエラー・メッセージはVMware Knowledge Baseで見つけることができます。)

4.もしvCenterクライアントやvCenterがESX/ESXiサーバの接続できなければ(vCenterは接続されていないホストをビューします。)、次の手段で管理プロセスをリスタートすることができます。

●ESXでは「service mgmt-vmware restart」と「service vmware-vpxa restart」コマンドを使用します。

●ESXiでは /sbin/services.sh リスタート・コマンドを使用するか、直接コンソール・ユーザ・インターフェイスからESXi管理エージェントをリスタートさせます。

もし自身の問題が早急に解決できなく、VMwareとサポート契約があれば、VMwareサポートを使用することになります。

VMwareサポート:
VMwareに連絡する前にできるだけ効果的に行う5つのヒントがあります。

1.VMware Knowledge Baseを確認して問題解決方法があるか確認をする。

2.電話でなくても。オンラインでサポート・リクエストを提出することもできます。

http://www.vmware.com/support/policies/howto.html

3.サポートを早く得るために、次の情報の準備:
●VMware.com username と password
●VMware customer number
●vCenter、ESX/ESXiのバージョン
●問題の要約(例:何を変更したか。トラブルシューティング中に発見したことなど。

4.VMware製品のvSphere診断情報を収集する。ESXiではログ、コンフィグレーション・ファイルを収集できます。

5. もしVMwareからの返信が無く、早急に修復する必要がある時は、そのリクエストをエスカレーとさせることもできます。

ソース:David Davis

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