vCenter機能を超えたvCloud Director(vCD)のIT機能での5つのユーザ・ケース例


1. パワーユーザと開発者

vCDを導入することで、組織(グループ)管理者とそれに指定されたエンドユーザに対してWebベースのインターフェイスを使用して実際の物理データセンターのように、oVDC(organizational virtual data center)の管理権限を与えます。セルフサービスで新規仮想マシン(VM)、アプリケーション(vApps)のプロビジョン、アプリケーション・カタログに新規アプリケーション(vAppsの形式で)の追加、新規仮想ネットワークの作成と新規ユーザとロールの追加を行うことができます。

仮想インフラに対して複数のパワーユーザ、または開発者に更なるコントロールを与えたい場合はvCDを考慮すべきです。

2.SLA(Service-level agreements)での複数のサービス層

VMware vCDはユーザが作成したpVDC(provider virtual datacenters)でオペレーションします。これらのpVDCはそしてoVDCへ提供されます。pVDCとoVDC間で1:1の関係を持つことはできますが、必修ではありません。

その代わりに1つのoVDCに利用可能な複数のpVDCを作成作成することができます。例えば提供するストレージのSLAと段階してゴールド、シルバー、ブロンズpVDCを作成することができます。ゴールドpVDCはファイバーチャネルのようなプレミアムなストレージ・ネットワーク、しスバはiSCSI、ブロンズはNFSベースのネットワーク・ストレージを使用できるようなことができます。

3.アプリケーション・カタログへの依存

vCenterと vSphereではテンプレート仮想マシンはvCenter管理者のみにディプロイすることができました。テンプレートVMをディプロイする時には仮想ネットワーク、ストレージ、他の仮想インフラ・コンポーネントを理解している必要がありました。

vCloud Directorでは組織(グループ)の管理者、または承認されたユーザは1つ以上のVMを含み、プレ・インストールされ、プレ・コンフィグレーションされたオペレーティング・システムとアプリケーションが稼働するvAppsを作成することができます。これらのvAppsはアクセスを許可されるためpVDCからリソースを使用してoVDC内からディプロイすることができます。

4.サービス・プロバイダ

サービス・プロバイダは多重テナント仮想インフラを作成できるvCloud Directorの無事ネス・モデル利用を考えた方がいいでしょう。サービス・プロバイダがvCloud Directorを使用することでSLAで仮想データセンターを分割し、ユーザにセキュアーな仮想データセンターをアサインし、セルフサービスなポータルで管理することができます。

5.複数の企業事業部と複数の管理者

もしユーザ企業が合併で大きくなったり、複数の大規模事業部で運営されている場合はITグループには複数の仮想インフラ管理者がいるでしょう。

vCloud Directorは複数のデータセンターを単一のWebベース・インターフェイス経由で管理できるプライベート・クラウドへ転換することができます。企業部門は、それぞれ独自のVDCリソースで、自分の組織に分割することができます。ユーザとグループ毎にアプリケーション・カタログを持ち、部門別IT 使用料を月毎に受け取ることができます。

ソース:SearchVMware

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