
ハイブリッドクラウド・バックアップとは、基本的にはローカルバックアップとクラウドベースのデータバックアップの両方の世界を融合させたものです。リモートのクラウドサーバーとローカルのバックアップリソースを系統的に連携・同期させ、災害時にはオフプレミスのリカバリーポイントを提供します。
続きを読むハイブリッドクラウド・バックアップとは、基本的にはローカルバックアップとクラウドベースのデータバックアップの両方の世界を融合させたものです。リモートのクラウドサーバーとローカルのバックアップリソースを系統的に連携・同期させ、災害時にはオフプレミスのリカバリーポイントを提供します。
続きを読むコロナ禍をきっかけにリモートワーク(remote work)やテレワーク(telework)が急増したという記事をよく見かけますが、正確に言えば、実際に増えたのは在宅勤務(work from home)です。リモートワークなら、出張所の職員は常にそうだし、テレワークも、リモートワークよりは「臨時」感が強まるものの、ほぼ同義です。どちらも「遠隔地での仕事」に変わりはありません。それに対し、在宅勤務は「じぶんち」で働くわけで、リモートワークの一形態にすぎませんが、じぶんちは他よりも特殊な環境です。何よりも、そこには自由があります! 服装も自由。髭も伸ばし放題。ビデオ会議のときは上半身だけ身なりを整え、マスクをすれば問題なし。仕事に疲れたら、ふぅ…とため息をついて、「おれ、この仕事、向いてるのかぁ」と呟きながら、占いサイトで仕事運などもチェックできます。そう、独り言呟き放題なのも在宅勤務の特権です。が、息抜きに個人的なサイトを眺めるのは、あまりおすすめできません。
続きを読むテレワークの歴史を時代とともに遡ってみたいと思います。と言っても、米国やカナダ企業での個人的な経験です。すべての会社に当てはまるわけではないし、どの時代が良いというわけでもありません。いつだって「古き良き」時代があって、後で合理的に判断したら古い時代のほうが理にかなっていた、ということもあります。ここでは、ただ単に辿った経路を書き出して、これからそれをなぞるかもしれない職場の参考になればと思います。
続きを読む前回の記事では、vSphere 7の新機能の中でも、特にvSphere with Kubernetesに焦点を当てました。しかし、そこでも言及したとおり、vSphere 7はKubernetesに関心のないユーザーにとっても、非常に大きなリリースで、vSphere with Kubernetesは機能拡充された主な7分野の中の一つに過ぎません。
続きを読むVMwareが3月10日にvSphere 7のリリースを発表しました。VMware曰はく、「the biggest release in over a decade(ここ十数年で最大のリリース)」だそうです。この「最大」の意味するところは、下記の7分野における大幅な機能強化を示唆しますが、中でもKubernetes対応がここ数年の課題であり、それをついにクリアしたことがVMwareにとってのマイルストーンだという意味合いが多分に含まれていると推測します。要するに、vSphere 7は、コンテナの活用、クラウド ネイティブ環境のサポート、延いてはKubernetesのネイティブ サポートを目指したプロジェクト パシフィックの結実だと言えるのではないでしょうか。
続きを読むクラウド ネイティブの環境とは、文字通り読めば、クラウドに完全適合し、その特性をフル活用できる環境ならすべて「クラウド ネイティブ」です。でも、実際には、特にマイクロサービスのコンテナ環境を指すことが一般的です。それを英語では、しばしばNew Stackと呼びます。つまり「新しいスタック」ですが、この呼び名がしばらく続いてNewじゃなくなった頃にLegacy Stackになるのか、あるいはニューミュージックが懐メロになってもまだニューミュージックであるように、はたまた昭和の香り漂うニュートーキョーがずっとニュートーキョーであるように、いつまでもNew Stackと呼ばれ続けるのかどうかはわかりません。
続きを読む※11月7日に開催されたWebセミナーの録画です。
Windows 2008/2008 R2は2020年1月14日でサポート終了(EOS)となります。対策はお済みでしょうか?
本セミナーでは、Windows 2008/2008 R2のEOS対策として、Azureへの移行ツールをご紹介します。
※Windows 2008/2008 R2をAzureへ移行することで3年間のセキュリティアップデートを無償で受けられます。
VMware “Project Pacific”
前回のブログでコンテナと仮想マシン(VM)の共存について書きました。コンテナとVMは相反する存在で、コンテナの普及によりVMが不要になる、という見方も根強い中、両者の共存の可能性とその利点を解説する内容でした。単純に言うと、VM内にコンテナを実現すれば、ホストから切り離されたVMの安定したセキュリティをコンテナで享受できる点が両者共存の最大の利点です。すでにVMを活用している企業が、既存のインフラにそのままコンテナを導入できるという現実的な側面もあります。
続きを読む仮想マシンとコンテナを比較した記事をネット上で散見します。特に、英語サイトでは”Container vs. Virtual Machine”というトピックがネット上に溢れています。そんな記事をざっと見渡していると、コンテナと仮想マシンの比較は、やがて両者を対比するのではなく組み合わせよう、という議論に発展し始めた様子も伺えます。要するに、コンテナと仮想マシンは対立する存在ではなく、どちらか一方を選ばなければならないわけでもない。コンテナと仮想マシンは共存できるという論点です。
Reference Architectureとは?
リファレンス アーキテクチャ(reference architecture)とは、ごく簡単に言えば、IT環境のシステム構成を文書化したもので、諸々のハードウェア、ソフトウェアなど、何をどう組み合わせて、どう設定したのか、経験則にもとづく最善策を担当者が記録し、社内でその知識を共有するための文書です。言うなれば、システム構成・インフラ設定のベストプラクティス(best practice)です。