Syniti DR(DBMoto)でメール通知を行うアラート設定


Syniti DRでは、データベース間でのデータ連携に際して何らかのエラーやイベントが発生したときに、メールにてアラートを発する機能があります。

この機能はReplication Agent(旧Data Replicator)オプション(歯車アイコン)とレプリケーション個別での設定が可能です。

メールサーバの設定

使用するメールサーバの設定はReplication Agentオプションのメールタブで設定可能です。

Replication Agentアラート

Replication Agentオプションのアラートタブを開き、「アラートを追加」横のドロップダウンリストから「イベントアラートを追加」をクリックします。

イベントアラートにはデータ転送で使われるReplication Agent自体に問題が発生した場合に発せられるサーバイベントと個別のレプリケーションにおいて問題が発生した場合に発せられるレプリケーションイベントの2種類があります。

以降ではそれぞれのイベントにおける項目に関して説明します。

■サーバイベント

  • Replication Agentの開始:Replication Agent開始時にレポートを出します。
  • Replication Agentの停止:Replication Agent停止時にレポートを出します。
  • ログファイルサイズの最大値:ログファイルのサイズが右側で設定された最大値に到達した際に通知を出します。
  • Replication Agentの停止許容時間:Replication Agentが止まってからの時間が一定の長さに到達した際にメールを通知します。例えば、3時間に設定されたとき、ダウンタイムが3時間に到達した際にメールが一度送られます。
  • Replication Agent情報:Replication Agentの「情報」レベルで生成されたすべてのコメントを通知します。フィルターオプションに部分文字列を入力することにより、受け取りたい「情報」メッセージを絞り込みます。
  • Replication Agentエラー:Replication Agentの「エラー」レベルで生成されたすべてのコメントを通知します。フィルターオプションに部分文字列を入力することにより、受け取りたい「エラー」メッセージを絞り込みます。
  • Replication Agent警告:Replication Agentの「警告」レベルで生成されたすべてのコメントを通知します。フィルターオプションに部分文字列を入力することにより、受け取りたい「警告」メッセージを絞り込みます。

■レプリケーションイベント

  • レプリケーション情報:それぞれのレプリケーションで、「情報」レベルで生成されたすべてのコメントを通知します。フィルターオプションに部分文字列を入力することにより、受け取りたい「情報」メッセージを絞り込みます。
  • レプリケーションエラー:それぞれのレプリケーションで、「エラー」レベルで生成されたすべてのコメントを通知します。フィルターオプションに部分文字列を入力することにより、受け取りたい「エラー」メッセージを絞り込みます。
  • レプリケーション警告:それぞれのレプリケーションで、「警告」レベルで生成されたすべてのコメントを通知します。フィルターオプションに部分文字列を入力することにより、受け取りたい「情報」メッセージを絞り込みます。
  • レプリケーションの待ち時間が指定した:現在の時間を、処理された最新のトランザクション時間(トランザクションがない場合は最新のスケジュール起動したミラーリング時間)と比較したときに、そのタイムラグがReplication Agentオプションの「一般」タブで指定した「トランザクション遅延時間のしきい値」を超えたときに通知をだします。「無効なレプリケーションを除外」するにチェックを入れると無効化されているレプリケーションを除外します。
  • レプリケーションのダウンタイムが次の値:いずれかのレプリケーションが停止してからの経過時間が、右で設定した数値に達したときにメールで通知します。例えば、3時間に設定されたとき、レプリケーションのダウンタイムが3時間に達したときに、メールを一度送信します。「無効なレプリケーションを除外」するにチェックを入れると無効化されているレプリケーションを除外します。
  • 検証の差異:レプリケーションプロパティのスケジュール>検証スケジュールにて設定されたソース/ターゲットテーブルの比較検証が実施された際に、差異を検出した場合に通知をだします。

アラートスケジュール

受け取るメールの数を制限します。デフォルトでは30分ごとにメールを1通送ります。無効にすると、すべてのアラートが個別でメール送付されるため、メールサーバが過負荷になる可能性があります。

メッセージレイアウト

  • 宛先:メールの送信先を表す欄になります。メールアドレスをセミコロン区切りで入力してください。
  • 件名:メールの件名になります。
  • 本文:メールの本文となります。[ALERT_XXXX]はシステムからのメッセージが自動挿入されます。
  • HTMLフォーマット:HTMLフォーマットでメールを送信するオプションです。デフォルトではオフです。
  • 添付:Syniti DRの直近のログを添付するかどうかのオプションです。

レプリケーション個別アラート

レプリケーションプロパティから個別のレプリケーションに対してアラートを設定することもできます。この際に設定できるレポートはレプリケーションイベントのみとなります。

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