EspressReport ES(ERES) + Fluentd かんたんログ活用術の第5弾です。ここまでの記事でログ情報をDBに出力しました。最後にログの活用術としてログの可視化に挑戦します。可視化するために使用するのが弊社取扱い製品のERESです。
※参考:ERESサンプルサイト
ERESは100%JAVA対応で、グラフ・レポート・ダッシュボードの作成から配信までを行えるツールです。今回はチャート機能を使用して、DBMotoのhistoryログをグラフとして可視化します。
※インストール方法や大まかな使い方は弊社HPのカタログ・技術資料に記載があります。
それでは、早速チャートを作ってみます。
まずは、データソースとなるDBをERESに登録し、DBからチャートとして使用するデータを取得します。
取得の方法には、SQLクエリによるものと、GUIによるものの2種類があります。今回はSQLクエリを使ってデータを取得しています。
次の図が取得したデータです。レプリケーションが行われたタイムスタンプ(time)とセッションの種類(session)、セッションにかかった時間(session_time)、レプリケーションされたレコードの件数(total)を取得しています。
これらのデータを使ってチャートを作成します。ウィザードに沿って進めていくことで、チャートの形は作れますので、どの部分にどのデータを割り当てるかを設定することで、目的に沿ったチャートを作成することができます。
このチャートを見れば、何時に何件のレコードがソースDBからターゲットDBへレプリケーションされたのかが一目でわかります。
このようにログ収集ミドルウェアのFluentdとデータの可視化ツールのERESを組合せることで、ログ情報を扱いやすい形に整形、可視化することができ、活用の幅が広がっていくでしょう。
用途に沿って、ERES以外のEspress製品シリーズを使用して同様にFluentdト連携してログデータの可視化を構築することができます。