パフォーマンスを確認するレプリケーションアクティビティビューア【リアルタイムレプリケーションツールDBMoto】


レプリケーションアクティビティビューワは、特定のレプリケーションインスタンス中のレコード処理をグラフィカルな表現で提供します。

ミラーリングの遅延や処理量の履歴を表示することで、トランザクション量の分析を助け、DBMoto Data Replicatorのパフォーマンスを最適化する設定の発見を容易にします。

注:レプリケーションアクティビティビューアは、Microsoft Windowsグラフコントロール(MSChart.exe)を必要とします。

また、この機能は.NET Framework 3.5 SP1が必要です。(DBMoto自体(最新版)は.Net Framework 4.0で稼働します)

ビューワは3つのツールで構成されます。

■Transaction Latency Chart
※一番上のグラフです。

このグラフは最新のトランザクション処理時間(トランザクションがないときは最終のスケジュールされたミラーリングの時間)と現在の時刻を比較します。
両者間のタイムラグがトランザクション遅延時間のしきい値(Data Replciatorオプションダイアログの一般タブで設定)を超過した場合、グラフの斜線領域は赤で表示され、レプリケーションモニタのトランザクション遅延状況カラムには、しきい値警告が表示されます。

これはData Replicatorとレプリケーションの現在の設定により、Data Replicatorがトランザクションを処理しきれていない可能性を示します。

グラフの左側のカラムでは表示されたエリアで最も高く表示されている値に基づき、秒単位で値が表示されます。
グラフが更新されたときに、左側のカラムの範囲はリセットされることがあります。

グラフは自動的に3秒ごとに更新されます。このパラメータは変更できません。

※「トランザクション遅延時間のしきい値」オプションの設定箇所
transaction_latency2

グラフの色について
■グレー
Data Replicatorオプションダイアログのトランザクション遅延時間のしきい値フィールドよりも長い期間中に、新しいトランザクションがなかったことを示します。
■青
ログから読み込まれた最後のトランザクション時間以降の進行状況を示します。最後のトランザクション時間は、読み取り専用プロパティとしてレプリケーションのプロパティに記録されています。
■緑
スケジュールにより開始した最後のミラーリング時間以降の進行状況を示します。(レプリケーションプロパティにおいてレプリケーションのミラーリングインターバル設定に基づきます。)
■赤
Data Replicatorオプションダイアログのトランザクション遅延時間のしきい値フィールドで設定された制限に達していることを示します。それは、トランザクションログのチェック間隔が、処理する必要のあるトランザクションの数に追いつくことができないことを示しています。

一定期間後にレプリケーションを有効にした場合、チャートははじめに、最後に処理されたトランザクションと現在の時刻の間に大きな差があるため、赤色のグラフで高い値が表示されます。ミラーリングが開始され次第、この表示は更新されます。

■Records Processed Dial
※左下のグラフです。

インターバルごとに処理されたレコード数の平均に基づき、レコードの処理速度が表示されます。表示は3秒ごとに更新されるため、処理されたトランザクションの数は3秒ごとの平均値が表示されます。

■History Chart
※右下のグラフです。

選択したインターバルに基づき処理されたレコードの数を表示します。このチャートは10分ごとに更新されます。
このチャートで表示されている情報は、DBMotoログから取得されています。
チャートは、10分ごとにログを読み込み、レプリケーション情報を探します。
したがって、このチャートは(レプリケーションではなく)Management Centerのパフォーマンスに影響します。

パフォーマンスは、一般的にはDBMotoログがテキストファイルに収められているときよりも、データベースに収められているときのほうが良いです。
Management Centerの応答時間への影響を回避するために、必要がないときはReplication Activityタブを閉じてください。

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