KubeCon + CloudNativeCon North America 2019が 今年の11月19日から21日まで米国西海岸のサンディエゴで開催されました。

本来はCloud Native Computing Foundation(CNCF)がサポートする各プロジェクト全体のコンファレンスであるが、どうしてもKubernetes (以下8KS)がメインになっています。

キーノート・セッションの主要な概略を紹介します。

現在273の企業がK8Sをサポートし、多くのエンジニアが開発加わっています。

K8S以外のプロジェクトで注目したものが2つ:
●Open Policy Agent (OPA): クラウド・ネイティブ環境用のポリシー・ベースの管理環境

●Vitess: MySQLベースでK8S用のデータベース・プロジェクト

今回VitessはK8Sから卒業して、単独のプロジェクトに昇格
k8Sのユーザ事例x3社を紹介
●Wallmart:世界的な小売り企業

●Target:こちらも北米を中心とする小売業

両方とも小売業でPOSを含めると使用台数が巨大ユーザ
●China Mobile:現在、中国50都市でG5を展開し、K8S使用中

最後にCo-chairmanからK8Sは目的地では無く、目的地に行くための車だという言葉がこのプロジェクトの意味を物語っています。
多くの参加企業がK8Sをより良いものにして、それを自社製品に絡めて売上を上げたいという意図は見えますが、ここでは競争ではなく、協調の場所だというコメントをプレゼンターの一人がしていました。まさにその通りです。
また今後のクライムのK8Sへの取り組みにご期待ください。
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