VMware vSphere 5 のビッグ5 変更点 : 1. メモリー・ベースのライセンス


1. メモリー・ベースのライセンス

VSphere 5のライセンスはCPUソケット数と仮想マシン(VM)にアロケーションするメモリで制限されますが、以前のCPUコア数の制限はなくなりました。

Standardライセンスではホストの物理メモリに関係なくパワーオンしたVMに16MBのメモリと1xCPUソケットのアサインが可能です。Enterpriseライセンスは32MBメモリと1xCPUソケットで、nterprise Plusライセンスは48MBメモリと1xCPUソケットです。2x物理プロセッサ用のEnterprise PlusライセンスではVMに割当てられるメモリは96MBメモリになります。

VMにアサインできるメモリ量を増やしたい時はより上のライセンスにアップグレードするか、ホスト用の追加プロセッサ・ライセンスの購入が必要になります。しかし割り当てを増やすためにプロセッサ・ライセンス用の追加メモリ・パックを購入することはできません。

この新規モデルでは、すべての有効なメモリはvCenterサーバにプールされます。例えば、もし2ソケットを持ったホストx4台用のEnterprise Plusライセンスを購入したとき、それらのホストのVM間で共有できる割り当ては384 GB (4 x 2 x 48)になります。

このライセンス変更はvSphere 5へのアップグレードを阻む恐れがあります。例えば大容量のメモリを持っているホストは、この新規ライセンス・モデルに準拠するにはコストがかかりすぎます。さらにvSphere 5に移行するには、ホストのアーキテクチャと管理に影響を及ぼす可能性があります。

大容量のメモリ追加のためにホストをスケールアップさせるには高価になってしまいます。代わりに少ないメモリで、多くのホストでスケールアプトすることは、価格的には有効です。またVMスプロールを防止し、VMのリソース・パラメータを正しくサイジングすることはさらに重要で、大きなプレミアムがメモリに置かれています。

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