ESXi 6.0.xでCBT(変更ブロック追跡)を有効にした仮想マシンをバックアップすると誤った変更セクタが返されます。


VMwareより重大な不具合に関する情報が公表されました。それは、ESXi 6.0.x上の仮想マシンをCBTが有効な状態でバックアップすると、増分バックアップ時に誤った変更セクタが返されてしまうというものです。

フルバックアップ時には問題ありませんが、この時に作成したスナップショットを統合する際に、CBT情報が失われます。そのため、CBTデータを用いた増分バックアップを行う際に、失われたブロックが含まれず、バックアップに一貫性がなくなってしまいます。その結果、正常に仮想マシンを復旧できない可能性があります。
これは、CBTデータを用いるすべてのバックアップソリューションに影響のある問題です。

現在、この問題に対するパッチがリリースされています。早急に適用することを推奨します。

参考: Backing up a Changed Block Tracking enabled virtual machine in ESXi 6.0.x returns incorrect changed sectors

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