Veeam Continuous Data Protectionでも使用されるVMware VAIO(vSphere APIs for I/O)フィルタリングとは


Veeam Availability Suit v10の一部であるVeeam Continuous Data Protectionは、VAIO (vSphere APIs for I/O)フィルタリングを使用してスナップショットに関連する問題を回避し、RPOとRTOを削減します。

Veeam Availability Suit V10にはVeeam Continuous Data Protectionが含まれています。
Veeam Continuous Data Protectionは、リカバリポイントを短縮することが目的のスナップショットレスレプリケーションメカニズムです。

従来、VeeamはVMwareのスナップショット技術を利用して、VMディスクを解放してレプリケーションとバックアップのためにVMの変更されたブロックを処理しましたが、Veeam CDPはI/O(VAIO)フィルタリング用のvSphere APIを活用して、スナップショットの欠点を回避し、同じ結果を達成します。2017年5月のVeeamONの公式発表によれば、VeeamONのCDPは、リカバリポイントの目標をわずか5秒で達成でき、リカバリ時間の目標をさらに短縮することができます。

VMware VAIOとは?

VMware VAIOは、サードパーティのベンダーが独自の機能や製品を設計して実装できるフレームワークです。VMwareのストレージフレームワークであるVirtual Volumesと同様に、VAIOはエコシステムが使用できる一連のAPIです。基本的には、VAIOを使用すると、組織はゲストOSと仮想ディスクの間にI/Oフィルタを作成できます。組織では、このカスタムフィルタをいくつかの異なるフィルタクラス、つまりレプリケーションフィルタ、暗号フィルタ、キャッシングフィルタを使用して開発できます。VMから出力されるすべての単一のI/Oは、ディスクにコミットされる前に一度に1つずつフィルタを通過する必要があります。

これらのすべての追加ステップでは、VMware VAIOがパフォーマンスに悪影響を及ぼすか、またはI/Oが処理されるときにインフラストラクチャに遅延が発生すると考えられます。幸い、VAIOフィルタリングに関連するオーバーヘッドはほとんどありません。従来のI/Oパスでは、ゲストOSはVM内の仮想SCSI(vSCSI)デバイスドライバ経由で書き込みを送信します。vSCSIドライバは、VMkernelのvSCSIバックエンドへのチャネルを開きます。VMkernelは、ファイルシステム内の場所を開いて書き込みを処理し、次にI/Oをファイルデバイスレイヤ(FDL)に渡します。FDLは物理デバイスにアクセスし、書き込みをディスクにコミットします。

VMware VAIOは、単純にパスに1つのステップを追加します。VMkernelがI/OをFDLに渡した後、VAIOはステップインします。VMにフィルタポリシーが設定されている場合、I/Oはユーザ領域に返され、データが物理デバイスに送信される前にカスタマーI/Oフィルタを通過します。VMにフィルタポリシーが設定されていない場合、I/Oは正常に処理され、物理デバイスに直接送信され、物理デバイスはディスクへの書き込みをマップしてコミットします。

VMware VAIOは新しい技術であり、2015年9月以降に一般的にしか利用できないため、多数のVAIO認定製品を見ることはほとんどありません。また、サードパーティベンダーがこの機能を利用して実際に製品を開発するまでには時間がかかりますが、主にキャッシュ領域にあるベンダーがすでに取り組み始めています。VAIOが最初に暗号化フィルタを提供しておらず、VAIO暗号化フィルタがESXi 6.5で利用できるようになったため、暗号化スペース内のベンダーは調整に時間がかかる可能性が高くなります。

VAIO認定製品の採用は、今後大幅に増加します。なぜなら、重要なエンタープライズストレージのパフォーマンスとデータ保護を提供する可能性があるからです。 VMware VAIOは、レプリケーション、キャッシング、暗号化、ウイルス対策、セキュリティなどの標準となりそうです。 うまくいけば、VMworld 2017で、VAIOとそのサポートされているエコシステムについてのより多くのニュースが聞けるかもしれません。

関連トピックス:

カテゴリー: VMware, vSphere, BCP タグ: , , パーマリンク

Veeam Continuous Data Protectionでも使用されるVMware VAIO(vSphere APIs for I/O)フィルタリングとは への3件のフィードバック

  1. クライム のコメント:

    VAIO フィルタリングはInfinioでも活用されています。
    https://www.climb.co.jp/blog_veeam/infinio-14605

  2. クライム のコメント:

    Veeam Backup & Replication Ver11からのCDP機能でVAIOを利用しています。
    https://www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-19916

  3. クライム のコメント:

    Zertoは Ver 7.5からVAIOを利用しています。
    https://www.climb.co.jp/blog_veeam/zerto-17722

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

 

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

この記事のトラックバック用URL