Zerto 7.5が正式リリース!永続的データ保護の新境地を開拓


製品バージョンはセキュリティとクラウド機能の拡充に加え、VMware、Hewlett Packard Enterprise(HPE)、Microsoft Azureとのより緊密な統合を実現

米国ボストン発(2019年9月24日)―  ITレジリエンスで業界をリードするZerto社は日本時間の9月25日に、Zerto 7.5を一般公開(GA)しました。提携各社のシステムとのより緊密な統合を可能にし、セキュリティとクラウドの新機能に加え、高度なアナリティクスを実現。それにより、顧客のクラウド環境を向上させ、セキュリティのリスクを軽減させます。たとえば、Microsoft Azureとの連携が拡大され、Azure Managed Disksとスケール セット、Azure VMware Solution(AVS)のサポート、HPE StoreOnce Catalystとの統合、VMware vSphere APIs for I/O Filtering(VAIO)の認証とサポートが強化されました。さらに、災害復旧(DR)と長期データ保管のためのプランニングやカスタマイゼーション、レポート処理のための高度アナリティクスも完備されています。

パートナー各社とのより緊密な統合を実現

Microsoft Azureで結実するクラウドの機動性

Zerto 7.5 はMicrosoft Azureとの統合を強化し、顧客のクラウド移行を高度化、円滑化させます。拡充された既存の機能および新機能は次のとおりです。

  • Azure Managed Disksのサポート:Azure Managed Disksとクラウド(Premium SSD、Standard SSD、Standard HDD)間のフェイルバック
  • Azure仮想マシン スケール セットとの統合を強化:現在進行のレプリケーションならびにリカバリ ワークフローをサポート
  • Azureリージョン全体を通じたAzureのワークロードの機動性とテスト機能
  • Azure Active Directory Managed Service Identity(MSI)のサポート:ZertoとMicrosoft AzureのユーザーはAzureサービスの認証、Microsoft Managed Service Identity(MSI)によるクレデンシャルの安全確保が可能に
  • Azure VMware Solution(AVS)by CloudSimpleとの統合:ZertoユーザーはオンプレミスのVMware環境からAzure VMware Solution(AVS)とAzure、あるいはAzure間における移行要件と災害復旧(DR)が実現でき、Azureの拡張性とシンプルさをフル活用

「ZertoがVMwareユーザーにとって最有力な災害復旧ソフトウェアであることは明白です。高次元のパフォーマンスと盤石の災害復旧(DR)ソリューションで、クラウド上の重要なアプリケーションを保護したい企業にとっては、まさに朗報。もうこれ以上、ソリューションを探し続ける必要がなくなりました」とは、CloudSimpleのプロダクト管理担当副社長マノージ・シャーマ氏のコメントです。「Azure VMware Solution by CloudSimpleは、そのようなソリューションと完全な互換性を確立するように一から設計されており、Zertoを弊社のプラットフォームで活用できることを大変喜ばしく思います」と、同氏はZerto 7.5リリースを歓迎します。

Zertoのグローバル アライアンス担当副社長ピーター・カーも、このように述べています。「Azure VMware Solution by CloudSimpleは、Azureのパブリック クラウドにVMwareの親和性と単純性を融合させます。VMwareを使用するIT専門家なら誰でもAzureの最低限の知識さえあれば直ちに生産性を高められます。Zertoにより、VMware ユーザーはシンプルで即座に実用可能な災害復旧と、AVS、Azure ネイティブおよびオンプレミスのVMwareプライベート クラウド間のマイグレーション機能に直ちにアクセスできます。」

HPE StoreOnce Catalystとの統合

Zerto 7.5ではHPE StoreOnceとの完全な統合が実現しました。ソース側での重複排除が可能になり、ストレージとネットワークのリソースをより効率的に使えるようになります。つまり、HPE StoreOnceを長期保管のリポジトリとして使用するユーザーは、より柔軟に、より効率よく、災害復旧とバックアップを統合管理できるようになります。

HPEストレージのプラットフォーム共同開発担当ゼネラルマネージャー兼副社長クリス・パワーズ氏は以下のコメントを寄せています。

「Zertoとの継続的なパートナーシップがあらゆる局面で成功を収めていることを大変嬉しく思います。提携の開始以来、Zerto IT Resilience PlatformとHPE技術の組み合わせは、もっとも必要とされる場面でデータを保護する力を実証し続けています。つまり、障害が発生したまさにその時点から数年先の過去にさかのぼってのデータ保護を可能にしています。そして、今やZerto 7.5とHPE StoreOnce Catalystの完全な統合が可能になり、インテリジェンスを駆使し、ハイブリッドで永続的なデータ保護と長期保管を実現する新しいバージョンが利用可能になりました。このプラットフォーム更新は、ハイブリッド データ保護に関してHPEとZertoが共有するビジョンが結実した好例と言えます。」

VMware VAIOプログラムでの連携

Zertoは最近、VMwareとのパートナーシップ

の拡大を発表し、vSphere APIs for I/O Filtering(VAIO)プログラムへの参加により、高度セキュリティ環境の確立に不可欠な新しい機能性を完備しました。

セキュリティの強化

ほとんどの企業にとってセキュリティは最大の関心事です。Zerto 7.5は、VMwareとパブリック クラウド ディプロイメントのセキュリティを強化する下記の機能により、そのような企業ニーズに応えます。

  • セキュア ブートとSPBMのサポート:ZertoはvSphere APIs for I/O Filtering(VAIO)プログラムに参加し、SPBM(ストレージ ポリシー ベース管理)のサポートが実現。高度セキュリティ環境のデータ保護が可能に
  • Azure Active Directory Managed Service Identity(MSI)のサポート
  • AWS Identity and Access Management(IAM)のサポート
予測、レポート、カスタマイゼーションの高度アナリティクス

Zerto 7.5では、Zerto Analytics Resource Plannerの数々の新機能が実用化されました。アプリケーションとデータの保護ステータスのリアルタイムおよび履歴情報の分析と解析結果を提供する新しいITレジリエンス ツールです。Zerto Analyticsに追加・更新されたビュー、コントロール、フィルターは以下のとおりです。

  • ストレージ許容量のジャーナル サイジング:ストレージ許容量の要件をデータ保護の有効時間に照らして素早く把握し、調整するためのResource Plannerの新機能
  • スループット グラフ:Resource Plannerにおいて、特定のVMグループの一定時間を通じたスループットを表示され、I/Oの傾向とリカバリ― サイトの適正サイズを識別
  • ストレージとネットワーク使用率のクラウド サービス プロバイダ(CSP)コントロール:CSPや企業によるストレージとネットワークの使用率モニタリングが個々のユーザーごとに可能に。サイト単位でストレージ消費量とネットワーク使用率やアウトバウンドの合計トラフィックが可視化

クライムは Zerto 国内代理店として、しっかりとしたZerto 7.5のサポート体制を準備し、近々にZerto 7.5のWebセミナーを予定しています。

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