セキュリティ対策機能 ~ウイルスおよびマルウェア対策保護編~ Part.1【Climb Cloud Backup & Security】

Climb Cloud Backup & Security(以降はCCB&Sと省略します)には、サイバーセキュリティを担保する機能が豊富に搭載されています。近年、生成AIや自動化ツールの普及に伴い、ランサムウェア攻撃の被害にあうケースが非常に増えており、バックアップ取得のみではなく、マルウェアの検出や不審なプロセスの検知を行うことの重要性が高まっています。

本ブログでは、マルウェアやランサムウェア等のウイルスを検知する機能がまとまったウイルスおよびマルウェア対策保護機能について、仕様や設定手順をご紹介します。

ウイルスおよびマルウェア対策保護の設定

ウイルスおよびマルウェア対策の各機能を設定を行う際は、CCB&Sコンソールにて保護計画を作成する必要があります。
管理 > 保護計画と進み、右側のアクションにて、計画の作成を選択します。

任意のテンプレートを選択し、次へを選択します。
メニューの上部デバイスを追加より、対象マシンを選択します。

ウイルスおよびマルウェア対策のトグルを有効化します。

∨を展開すると、各種機能の設定が行えます。

Active Protection

独自のヒューリスティック検知ドライバを使用して、プロセスを監視する機能です。
ランサムウェアや不正な仮想通貨マイニングなどのファイル暗号化プロセスを検知し、不正な変更を防止するため、ランサムウェア対策としてご利用いただけます。
また、暗号化プロセスを検知した際に、キャッシュから即座にロールバック可能ですので、検知だけでなく復旧まで迅速に行ってくれます。

有効化する際は、保護計画のメニューにて、ウイルスおよびマルウェア対策保護 > Active Protectionを選択し、トグルを有効化します。

暗号化プロセスを検出した際に実行するアクションを指定できます。
通知のみ:アラートの発報のみ実行します。
プロセスの停止:アラートの発報および検知したプロセスの停止を実行します。
キャッシュを使用して元に戻す:アラートの発報および検知したプロセスの停止に加えて、ローカルキャッシュから発生直前の状態へロールバックします。

高度なマルウェア対策機能

ローカルシグネチャベースのファイル検出やAIベースの事前実行検査によって、既知および未知のマルウェアを検出する機能です。
使用用途としては、マルウェア感染の防止と検出となります。

こちらの機能は保護計画のウイルスおよびマルウェア対策保護 > 高度なマルウェア対策機能のトグルを有効化するだけで設定可能です。

ネットワークフォルダの保護

ローカルドライブとしてマッピング、マウントされたネットワーク共有フォルダ(SMB/CIFS)に対して、Active Protectionを適用する機能です。
Active Protectionの検知範囲をネットワーク共有フォルダまで拡張できます。

保護計画でウイルスおよびマルウェア対策保護 > ネットワークフォルダの保護を選択し、トグルを有効化します。
※Active Protectionが有効化されている必要があります。

Active Protectionにて「キャッシュを使用して元に戻す」を設定している場合は、指定したパスに対してファイルを復旧します。

サーバ側保護機能

他のサーバから保護対象マシン上でネットワーク共有しているフォルダへの接続を制御する機能です。
ランサムウェア等の脅威をもたらす可能性がある、外部のサーバからの不審なアクセスをブロックします。

保護計画でウイルスおよびマルウェア対策保護 > サーバ側保護機能を選択し、トグルを有効化します。
※Active Protectionが有効化されている必要があります。

アクセスを許可 or 拒否するサーバのユーザ名およびホスト名を指定して、リストに登録することで設定完了です。

自己防御

ソフトウェア自体のプロセスやレジストリレコード、実行ファイル、設定ファイル、ローカルフォルダ内のバックアップへの不正な変更を防止する機能です。
攻撃者によるエージェントやバックアップデータの削除、改ざんを防ぎます。

保護計画でウイルスおよびマルウェア対策保護 > 自己防御を選択し、トグルを有効化します。
※Linuxではご利用いただけません。

以下の追加オプションを設定できます。
エージェントのインストール解除保護:エージェントのアンインストールや変更時に許可が必要となり、第三者によって不正にアンインストールされることを防止します。

特定のプロセスにバックアップの変更を許可:バックアップデータの変更を許可できるプロセスを指定できます。スクリプトを使用してバックアップファイルを削除する、バックアップを別のストレージに移動する場合に使用されます。

クリプトマイニングプロセス検出

Active Protectionのメカニズムを応用して、不正なクリプトマイニングの実行を検知し、リソースの不正使用によるシステムクラッシュやパフォーマンスの低下や電力消費の増加を防ぐ機能です。

保護計画でウイルスおよびマルウェア対策保護 > クリプトマイニングプロセス検出を選択し、トグルを有効化します。

クリプトマイニングプロセスを検出した際に実行するアクションを指定できます。
通知のみ:アラートの発報のみ実行します。
プロセスの停止:アラートの発報および検知したプロセスの停止を実行します。

検疫

本ブログでご紹介しているウイルスおよびマルウェア対策保護の機能で検出された不審なファイルを隔離する機能です。
該当ファイルを暗号化、圧縮してからOSユーザがアクセスできない領域へ隔離するため、ウイルスの拡散を防ぎます。

こちらの機能は常に有効な機能として設定されているため、隔離されたファイルの保持期間の設定のみとなります。

隔離されたファイルはCCB&Sコンソールの保護 > 検疫にて管理可能です。
許可リストに追加し検知対象から除外したり、不審なファイルであれば削除、誤検知による隔離であれば対象ファイルを復元するといった操作が可能です。

まとめ

このように、CCB&Sには、検出メカニズムごとにさまざまなマルウェア検知やそれに付随する機能が実装されています。
他にも実装されている機能がございますので、残りの機能はPart.2にてご紹介します。

Climb Cloud Backup & Securityにご興味ございましたら、ぜひクライムまでお問い合わせください。

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