VMWareではDRS「VMware Distributed Resource Scheduler」を使用して仮想環境の負荷状況により自動的にvMotion(仮想マシンの所属するホストを変更)を実行して各vSphereホストの負荷を均等に保つことが可能です。
■処理イメージ図
※VMWareではDRSを使用するにはvSphereホストはクラスタ(複数のvSphereホストのグループ化)構成である必要があります。
VMWareではDRS「VMware Distributed Resource Scheduler」を使用して仮想環境の負荷状況により自動的にvMotion(仮想マシンの所属するホストを変更)を実行して各vSphereホストの負荷を均等に保つことが可能です。
■処理イメージ図
※VMWareではDRSを使用するにはvSphereホストはクラスタ(複数のvSphereホストのグループ化)構成である必要があります。
VMware AppSpeedはアプリケーションのパフォーマンスを監視するソフトです。VMware Capacity IQは仮想環境のリソースの使用状況を監視するソフトです。VMwareのAppSpeed、Capacity IQ共にOVFテンプレートとして提供されておりVMware社のサイトから評価版を無料でダウンロード可能です。このOVFテンプレートを仮想環境にデプロイすることで使用可能です。
1)esxtopコマンドについて
「esxtop」コマンドは、特定のvSphereのリソース使用率を示しています。※日常の継続的なリソース監視というよりは調査目的で使用されるコマンドです。esxtopはパラメータを指定して実行することで確認したい項目のみの表示が可能です。
VMwareのPower CLIを使用することでユーザーは仮想環境の構築、運用をコマンドから行うことができます。VMware Power CLI はWinodws Power Shellをベースに作成されています。Power Shellは400以上のコマンドがあるとされていますが、Power CLIは600以上あります。
【前提条件】
・コマンドを実行するPCにvSphere CLIがインストールされている。
※vSphere CLIのインストール手順は↓
//www.climb.co.jp/blog_veeam/vmware-1491/
VMware vSphere PowerCLIはユーザがvSphereの仮想マシン(VM),ネットワーク, ストレージ、ゲストOSの管理をサポートするためのコマンド・ライン・ツールです。
VMware vSphere PowerCLIはvSphereAPIとコミュニケーションするためにPowerShellを使用して、管理タスクを早く、スケジュールを簡単にすることができます。
VMwareには障害対策の機能としてHA(High Availability)、FT(Fault Tolerance)の機能があります。機能の概要を紹介します。
■HA(High Availability)
vSphereに障害が発生した時に、vSphereで稼働していた仮想マシンから他のvSphereに仮想マシンを移動します。自動で予備のvSphereに切り替わるのでvSphereの障害時に自動で仮想マシンで運用しているシステムを復旧可能です。
*–delta.vmdk ファイル:これはユーザがVMのスナップショットを取った時に作成される差分ファイルです。またredo-logファイルとしても知られています。デルタ・ファイルは基本のVMDKへの変化のビットマップで、それで基本のVMDKより大きくなることはありません。(スナップショット・オーバーヘッド・スペースを除いては)デルタ・ファイルはユーザがVMを作成した各スナップショット用に作成されます。またエクストラ・デルタ・ヘルパ(extra delta helper)ファイルはスナップショットがsnapshot managerで削除/リバースされる時にディスク変更をホールドするために作成されます。これらのファイルはスナップショットがsnapshot managerで削除/リバースされた時に自動で削除されます。
■FT(Fault Tolerance)とは
仮想化されたサーバー上で動作している仮想マシンを二重化して、サーバーにトラブルが起こったときでも、仮想マシンのサービスを起動しつづけるようにする機能です。
VMwareのFT(Fault Tolerance)の構成の仮想マシンはVMwareのスナップショットの機能をサポートしません。その為、VMwareのスナップショットの機能を利用してバックアップをするソフトではFT構成の仮想マシンのバックアップは行えません。
ESXとサービス・コンソール
vSphere 5からESXiのみがハイパーバイザーになりました。
もしESXサービス・コンソールを使用していたなら、ESXiの管理には大きな適応が必要になります。ESXとESXiの大きな違いの2つは:インストールとコマンドライン管理です。マニュアルでESXiをインストールするのは非常に簡単です。そしてウィザードはESXに比較してシンプルです。ESXIを自動でディプロイさせるには、新規自動ディプロイ・オプションがPreboot Execution Environment ブートとESXiインストレーション用のイメージをロードすることができます。
Fault Domain Manager
VMware High Availability (HA)は完全に改修され、拡張されました。しかしさらに複雑になりました。
以前はVMware HA はクラスタ設定とノード状態を保守するためのプライマリ・ノード(5つまで)に依存していました。他のホストはセカンダリ・ノードでプライマリ・ノードに状態を送っていました。プライマリとセカンダリ・ノード間のコミュニケーションは故障を検知するハートビートを取り込んでいました。
vCenterサーバとWebクライアントの改善
vCenterサーバがLinux仮想アプライアンスとしてディプロイが可能になりました。このアプライアンスはLinked Mode以外の通常のvCenterサーバ機能を保っています。Linked ModeはvSphereクライアント経由でアクセス可能です。
vCenterサーバは追加のWindowsサーバを必要としなくなり、それはDB2 Expressデータベースをパッケージしています。またOracle、DB2のみを外部データベースとしてサポートします。これによりvCenterサーバにはマイクロソフト製品を必要としなくなりました。
2. ストレージ・リソース管理の改善
vSphere 5ではストレージ・リソース管理がStorage Distributed Resource Scheduler (DRS)とProfile-Driven Storageの発表により大きく改善しました。
Storage DRS は自動でストレージ・ディスクのロードバランスを行い、利用可能なディスク・スペースと現状のI/O負荷をベースにVMのベストな配置を選択します。この機能はvSphere 4でのDRSとストレージI/O管理(Control)の問題を改善しています。ロード・バランシング時にはDRSはCPUとメモリ使用のみを考慮し、Storage I/O管理はデータストア上のI/Oプライオリティかと制限することができます。しかしユーザはI/Oを再分散させることはできません。
1. メモリー・ベースのライセンス
VSphere 5のライセンスはCPUソケット数と仮想マシン(VM)にアロケーションするメモリで制限されますが、以前のCPUコア数の制限はなくなりました。
Standardライセンスではホストの物理メモリに関係なくパワーオンしたVMに16MBのメモリと1xCPUソケットのアサインが可能です。Enterpriseライセンスは32MBメモリと1xCPUソケットで、nterprise Plusライセンスは48MBメモリと1xCPUソケットです。2x物理プロセッサ用のEnterprise PlusライセンスではVMに割当てられるメモリは96MBメモリになります。