EMC vVNXでVVOLを用意してみる【その1:インストールしてみる】

VMware vSphere環境では、データストアとして、ローカルのHDD、SSD、共有のSAN、あるいはNFSなど、さまざまなストレージが使用されています。
しかし、最近ではSoftware-Defined Storageということで、VMware vSANや、弊社取扱い製品のMaxtaなど、複数のストレージを統合し、仮想的に1つのストレージとして扱う技術を使いデータストアを用意されている方も増えてきています。

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最先端ストレージのアーキテクチャガイド:ホワイトペーパ紹介

従来のストレージ アーキテクチャでは、仮想化による同一のストレージリソースに対する複数のI/O統合やスケールアウトなアプリケーションによる負荷の増大に対応しきれず、フラッシュを活用するための特別な処理を行えないため、それに合わせてパフォーマンスを向上させることが難しくなっています。

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VVMware 2015 セッションレポート⑤

本日はVMworld最終日でした。来年のVMworldはラスベガスで開催予定です。
最終日でもブレイクアウトセッションは行われており、既存のモノに加えて、アンコールのセッションなども行われています。

EUC4842 – Technical Deep Dive on Horizon Air Desktops and Applications
Horizon Airの技術的な解説セッションです。はVMwareが提供するDaaSであり、セキュリティ、デバイスの自由、エンタープライズな統合、ユーザエクスペリエンス、ティア個別のロールを提供します。Horion Airでは完全なVDIデスクトップ、ホスト型のアプリケーション、共有デスクトップによりユーザの求める全てのケースに対応することを可能にします。基本的なアーキテクチャとしては世界各地に散らばる共有リソースに対してTenantのアプリケーションがAPI経由でリソースマネジャーにアクセスし、各ユーザに仮想デスクトップを提供します。日本ではサービス展開が5月に始まったばかりのモノですが、このようなサービスは技術的な部分まで把握しないと不安が残るため、利便性だけではなく日本でもこのような技術セッションをもっと展開していくことが重要なのではないでしょうか。

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VMworld 2015 セッションレポート④

本日はSolution Exchange最終日でした。VMworld Partyもあり、盛り上がりも最高潮でした。
そんな中、今日もブレイクアウトセッション紹介していきます。

SDDC6282-SPO Using vSphere tags for advanced policy-driven data protection
データ保護をポリシーで行うためにどうするか?という課題にvSphereのタグを活用しましょうというセッションです。バックアップ運用環境に影響があるものですので、仮想環境を理解している管理者が構成を行うべきです。しかし、大規模環境やマルチテナントな環境の場合、管理者のみでは対応が難しくなってきます。そこで、データ保護のポリシーをタグで各VMのオーナが指定できるようにし、それに合わせてデータ保護の設定を行っていこうという内容でした。Veeamのセッションであるため詳細は別ブログの方で展開予定です。

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VMworld 2015 セッションレポート③

さて本日もブレイクアウトセッションの様子を紹介していて行きたいと思います。

INF4853 Docker Containers on vSphere: Paformance Deep Dive
まず、こちらのセッションはDockerのコンテナをvSphere上で実行した場合のパフォーマンスを様々な視点から評価したものなのですが、とてもよくできていました。どのような点が良かったかといいますと、その検証内容が細かく触れられている点です。どのようなベンチマークをどのような方法で、またvSphere上の場合にはVMとして分けた場合や一つのVMにまとめた場合などそれぞれの条件が細かく触れられており、とても説得力のあるものになっていました。気になる結果を簡単にまとめますと、vSphere上で実行することのオーバーヘッドは小さく、スケールアウトな構成の場合にはvSphere上の場合、リソースが共有されることの効果でよりパフォーマンスが上がることもあるという興味深い結果になっていました。

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VMworld 2015 セッションレポート②

本日もVMworld 2015のレポートを簡単にですがさせていただきます。ゼネラルセッションもはじまり、いよいよ本格的になってきたVMworldです。今回のテーマであるReady for Anyについて、クラウド、アプリケーション、デバイスに対してReadyを提供するといった流れで行われました。ただゼネラルセッションの内容は色々な方が展開してくださっていると思いますので、ここでは変わらずブレイクアウトセッションの内容を紹介していきたいと思います。

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VMworld 2015セッションレポート①

今年も、サンフランシスコで行われているVMworldを視察しに来ています。フェイスブックの方では簡単な雰囲気等をご紹介していますが、ブログではセッション情報等を展開させていただきます。

本日はまだ、ユーザ向けのジェネラルセッションはありませんでしたが、クイックタイムセッションを4つ受講してきました。それぞれ簡単にですが紹介させていただきます。

  • STO4650-QT Five Common Customer Use Cases for Virtual SAN
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    仮想マシンにWindows 10をインストールしてみました。

    7月29日にWindows 10がリリースされましたので、早速、vSphere上にインストールしてみようと思います。今回使用しているのは、vSphere 6です。vSphere 6ではすでにWindows 10をサポートしています。win10_01

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    SSOサーバをバックアップすることでVMware vSphereを堅固にできるか?

    SSO:
    SSO( Single Sign-on )は基本的にはネイティブLDAPを含む、Microsoft Active Directory(AD)に追加されたいくつかの認証ソースと連携するメカニズムです。SSOはLDAPやAD等の認証システムとvSphereインフラ間のゲートキーパとして役割を果たします。ユーザか管理者が認証ソースに対して認証を確立した時にSSOはユーザに対して使用トークンを与えます。各トークンの使用は一ずつシームレスにトークンのtime-to-live (TTL)を削減します。TTLが「0」に到達した時に、期限切れとなり、バックグラウンドの認証ソースに対して再認証が必要になります。

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    VMware HAクラスタのホスト障害時の状況を簡単にシミュレーション

    VMware HAクラスタを組んでvSphereホストの障害時にも自動でVMが稼働するホストを切り替えるように設定したとします。そして運用前にテストも慎重に行っていたとします。しかし、実際に問題となってくるとすれば運用を始めてからの環境で本当にVMware HAが機能するかという点です。

    そこでVMwareではVM Resource and Availability Serviceというサイトを用意しています。
    HAsimulator

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    Linux仮想マシンでVMware Toolsではなくopen-vm-toolsを使う

    VMware vSphere環境では通常、利便性の向上のために仮想マシンにVMware Toolsを導入します。
    しかし、最近VMware社からは、ESXiにバンドルされているVMware Toolsではなく、各Linuxディストリビューションからリリースされているopen-vm-toolsの利用が推奨されています。

    “VMware recommends using the Open VM Tools redistributed by the operating system vendors”
    参考訳:「VMwareはOSベンダーより再配布されているOpen VM Toolsの利用を推奨します。」
    ■CentOS 7におけるopen vm toolsのインストールについて(英語ページ)
    http://partnerweb.vmware.com/GOSIG/CentOS_7.html#Tools

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    VMwareベスト・プラクティスでのよくある失敗

    ●ネットワーク問題の修正

    VMware環境のネットワークでは誤って設定しましそうなことがいくつかあります。それらの誤った設定は可用性の低下とパフォーマンスの低減をもたらします。

    vSwitch:VMware環境でのvSwitchでは違ったネットワークやVLANの設定用が可能なグループ・ポートがあります。VSS(virtual standard switches) を使用している場合に、構成はすべてのホスト別に作成する必要があり、これによりエラーを起こす可能性が高くなります。

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    VMware/Hyper-Vの仮想ディスクを相互変換可能なフリーソフト【StarWind V2V Converter】

    StarWind V2V ConverterはStarWind Softwareから提供されているVMware/Hyper-V環境に対応した無料のV2V変換ツールです。VMDKファイルからVHDファイルへの変換や、VHDファイルからVMDKファイルへの変換、さらにStarWindのネイティブフォーマットであるIMGファイルも同様に相互変換することができます。

    このツールはVMware社のVMDKフォーマットからマイクロソフトのVHDフォーマットに仮想ハードドライブイメージを変換する非常にシンプルですが便利なファイル変換ツールです。変換元の仮想ディスクイメージへは変更を加えません。

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    「仮想マシンのディスク統合が必要です。」警告の原因は「孤立したスナップショット」

    VMwareの仮想マシンのアイコンに、黄色い三角のビックリマークがつくことがあります。これはワーニングを示しています。

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    CentOSをVMware環境上で便利に展開・運用する方法

    RHEL系のメジャーなディストリビューションであるCentOSは、Debian系のUbuntuと並び、よく紹介されているLinuxです。業務環境で運用されている方もいれば、個人で触れている方もたくさんいます。
    スーパーコンピューターにも搭載されているCentOSですが、仮想マシン上にも多くのCentOSマシンが展開されています。多くの場合、最小構成でのインストールが行われています。
    ですが、VMware環境上で、最小構成でインストールしたCentOSを展開・運用するには少々注意しなければならない点があります。
    本記事では仮想環境特有の注意するべき点を紹介いたします。

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