バックアップの自動復旧検証機能: SureBackupについて [Veeam B&R]

投稿日: 2018年12月13日 作成者: climb
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SureBackupは、取得した仮想マシンのバックアップが障害発生時等に問題なく利用できるか、確実に復旧できるかの検証を自動で行う機能です。隔離環境にバックアップファイルから直接仮想マシンを起動し、仮想マシンに対してテストを実行、終了したら仮想マシンの電源をオフにして、復旧検証結果に関するレポートを送信します。

※SureBackup（自動復旧検証機能）はEnterprise、またはEnterprise Plusエディションで利用できます。

 

SureBackupのながれ

  1. 仮想環境（VMwareホスト、Hyper-Vホスト）上に外部ネットワークに接続されない隔離環境を作成し、バックアップリポジトリに保存されたバックアップファイルから直接仮想環境に仮想マシンを起動します。
  2. 起動した検証対象の仮想マシンに対して、数多くのテスト（ハートビートテスト、pingテスト、アプリケーションテスト）を実行します。
  3. バックアップファイル自体の検証を行うため、バックアップファイルのCRCチェックを行います。
  4. 全ての検証が終了したら、仮想マシンを削除し、検証結果のレポートを生成します。


 

復旧検証テストの種類

  • ハートビート テスト：VMゲストOSが実行されていることを確認するために、VM内にインストールされているVMware Tools/Hyper-V統合サービスからハートビート信号が定期的に到着するのを待ちます。
  • Pingテスト：バックアップサーバーからVMにping要求を送信し、VMが応答したかどうかを確認します。
  • アプリケーション テスト：VM内のアプリケーションが起動したら、これらのアプリケーションに対してスクリプトを実行します。Veeamは2種類の事前定義されたスクリプトを持っています。
    • DNSサーバー、ドメインコントローラー、グローバルカタログサーバー、メールサーバー、Webサーバーの場合、アプリケーション固有のポートが使用可能かを調べるスクリプトを使用します。
    • Microsoft SQL Serverの場合、SQL Serverのインスタンスとデータベースに接続しようとするスクリプトを使用します。
  • バックアップファイルの検証：チェックサムアルゴリズムを使用して、バックアップファイルのCRCチェックを実行します。


 

検証結果レポート

SureBackupはスケジュールを組んで、定期的に自動で実行できます。その結果はセッションレポートとして、メールで通知されます。


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