マイナーアップグレードに伴う問題点の改善内容【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】


今回Veeam Backup & Replication Ver 5 が5.0.1にマイナーアップグレードされました。
今回のマイナーアップグレードにより解決された問題について報告します。

①Veeam Backup & Replicationをインストールした仮想マシン自身をバックアップのターゲットに選択可能になりました。

②Backup Job作成時の「Advanced」タブ → 「Storage」タブの項目「Storage」でWAN Target
を選択した際に2.2TBを超える仮想マシンのバックアップが失敗していた問題を修正しました。

③Backup Jobのリトライ時に日付が変更されたことによるフルバックアップが実行されない問題の修正。

例)土曜日にフルバックアップをするように設定したJobを実行時Jobが失敗してJobのリトライが日曜日になった際にも
フルバックアップを行なうように修正しました。

④Replication Job作成時の項目「Replica disk」設定時「Force thin」を選択した際に稀に発生していた下記のエラー
“AddThinDiskToVm failed.Cannot complete the operation because the file orfolder already exists”
が修正されました。

⑤Backup Job作成時の「Advanced」タブ → 「Backup」タブの「reversed incremental」のモードを選択して
「Restore point to keep on disk:」(リストアポイント)を1に設定した際にJobが失敗していたエラーを修正しました。

⑥稀にバックアップ時に発生していたエラー
“There is no FIB [summary.xml] in the specified restore point”
を修正しました。

⑦ファイルシステム「ext4」の仮想マシンをファイルレベルリストア時にブラウザが展開されなかった問題を修正しました。

⑧Job名、バックアップ先のパスに特殊文字が使用されていた際に発生したエラーを修正しました。

⑨稀に発生していたVirtual Lab作成時の問題の修正しました。

⑩virtual lab 作成時にDVS (distributed virtual switch)を設定した際にはvirtual lab の作成に失敗する場合があります。
この問題は今後のバージョンアップで解決されるまではデフォルトのvirtual switchを設定することを推奨します。

⑪Ver 4からVer 5にアップデートした際にVer 4で作成したJobでSynthetic full backup実行の際のエラーを修正しました。

関連トピックス