Veeamのバックアップとリストアのパフォーマンスを向上されるためのヒント


Veeamには豊富なバックアップ機能やリストア機能があります。各機能はデフォルトの設定のままでも十分なパフォーマンスが見込まれますが、より高度な設定を行うことでより効率的な処理が可能になります。

本ブログでは、そのようなバックアップやリストアのパフォーマンス向上につながる設定をご紹介いたします。

ヒント1:バックアッププロキシの活用

バックアッププロキシはジョブの処理を行うサーバです。このサーバでより効率的に処理を行うには2つの設定が重要になります。

  1. 転送モード

    プロキシにはダイレクトストレージアクセスバーチャルアプライアンスネットワークの3つのモードがあります。

    環境に合わせてより最適な転送モードを選択することで処理を高速化出来ます。

  2. 同時実行タスク数

    Veeamは1仮想ディスクごとに1タスク使用し処理を行います。この1タスクあたりプロキシには1コアの使用が推奨されています。

    1仮想ディスク=1タスク=1CPUコア

    実際に処理される仮想ディスク数に合わせてプロキシを構成すること処理の高速化につながります。

ヒント2:バックアップリポジトリの活用

バックアップリポジトリはバックアップ保存先のサーバです。プロキシと同様に下記リソースを消費します。

1仮想ディスク=1タスク=1CPUコア

そのため、リポジトリでも同時実行タスク数を指定する必要があり、更にプロキシ以上のリソースを用意することが推奨されています。

リポジトリは複数のプロキシで使用される場合があり、またマージ処理でもタスクを消費するためです。

ヒント3:アプリケーションを意識した処理の高速化

デフォルトでは、アプリケーションを意識したバックアップを行う場合、ジョブの実行ごとに非永続的なランタイムプロセスがゲストOSに配置され、ジョブの実行が完了すると削除されます。

このランタイムプロセスを永続的に配置することでより、ジョブ実行ごとに配置される時間を削減し、処理を高速化可能になります。

ヒント4:ゲストファイルシステムのインデックス作成

Enterprose Managerからファイルレベルのリストアを実行するには、バックアップ時にインデックスを作成するよう設定します。このインデックスの作成は、本当に必要なサーバやフォルダに限定する ことが推奨されています。

必要に応じてインデックスの保存期間を調整します。

ヒント 5: NAS バックアップのサイジングと I/O 制御

NASバックアップを行う際に、バックアッププロキシがソースのファイル共有からデータを読み取る速度を制限することが出来ます。

NASのリソースが限られている場合は、Lower impactオプションを選択することで負荷を抑えること可能です。

NASのリソースが十分にある場合は、Faster Backupオプションを選択することでより高速に処理が可能です。

ヒント 6: インスタント ファイル共有リストア

NASバックアップからリストア時には、インスタントリカバリを実施することが可能です。

特定の時点のファイル共有の状態を読み取り専用のSMBファイル共有として公開します。

バックアップから即座にファイルにアクセス可能になります。

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