ソースでの重複排除構成に関するアドバンス・ストレージ・オプション【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】


Veeam Backup & Replicationはストレージ・スペースを削減する重複排除機能を提供するだけでなく、バックアップ・レプリケーション・ジョブ間の転送を削減します。バックアップ・レプリケーション・ジョブのアドバンス設定でローカル・ターゲット、LANターゲット、WANターゲットのいずれでもジョブを最適化できます。下記の図はそのオプションを示しています。

次の3つのオプションはバックアップ重複排除を導入するために非常に重要です。最初に、この重複排除アルゴリズムはソースをベースにしています。これは多重排除アルゴリズムがVMのバックアップ・レプリケーションを行うためにESX(i)ホストからの転送前に適応されます。これをインプリメントするためにはバックアップ・レプリケーション・ジョブはジョブ定義で3つの選択があります。

●ローカル・ターゲット(Local target): ローカル・ターゲット・オプションは重複排除アルゴリズム用にデータの大きなブロックを使用するので重複排除率が一番低くなります。しかしCPUオーバーヘッドは一番低くなります。SAN、DAS、Local Storage へのバックアップ時の推奨です。

●LANターゲット:LANターゲット・オプションはマップド・ドライバやNASアプライアンスのようなリモート・リソースへVeeamジョブ定義がポイントされている時に適応されます。このLAN用の重複排除はローカル・ターゲット・オプションのサイズの半分のブロック・サイズを使用します。しかしCPUオーバー・ヘッドは少し高くなります。NASへのバックアップ時、レプリケーション時の推奨です。

●WANターゲット:WANターゲット最適化はLANターゲットのサイズの半分のブロック・サイズを使用する重複排除アルゴリズムを使用します。重複排除を増加させるためには、バックアップ・レプリケーション・ジョブの転送量を削減しますが、オプションの中ではもっとも粒度の細かいオプションで、CPUサイクルを増加させます。WAN越しのバックアップ、レプリケーション時の推奨です。

WANターゲット・オプションは増分ジョブと対して重複排除効率をアドオンすることが出来ます。

重複排除と圧縮機能を一緒に使用することで、Veeam Backup & Replicationにバックアップ・ジョブ用のファイルを出来るだけ小さくすることが出来ます。もし、バックアップ・ジョブがフォルダのオリジナルなテンプレートやオペレーティング・システムから構成されている場合、重複排除と圧縮の最適可能性が増加します。

機能についてはVeeam Backup & Replicationのユーザガイドの14ページを参照ください。

関連トピックス