FT構成の仮想マシンのバックアップ制限について【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】


Veeam Backup & Replication(※以下 Veeam) はVMwareのスナップショットの機能を利用して仮想マシンのバックアップを行います。VMwareのFT(Fault Tolerance)構成の仮想マシンはVMwareのスナップショットをサポートしない為、VeeamのようにVMwareのスナップショットの機能を利用してバックアップを行うソフトでは、FT構成の仮想マシンのバックアップは行えません。

※2022年10月27日追記

Veeam Backup & Replication 8 Update 2 (8.0.0.2030) 以降では、vSphere 6以降であれば、FTが有効になっている 仮想マシンのバックアップの取得が可能となりました。

Veeamではバックアップ取得の際にVMware APIを介してVMwareスナップショットを作成し、作成したスナップショットからデータの取得を行いますが、vSphere 6以降ではこのAPIを介したスナップショットの作成がFTが有効になっている 仮想マシンであっても実施できるようになったためです。

開発元KB:https://www.veeam.com/kb1178

■FT(Fault Tolerance)とは
仮想化されたサーバー上で動作している仮想マシンを二重化して、サーバーにトラブルが起こったときでも、仮想マシンのサービスを起動しつづけるようにする機能です。

■関連サイト
FT構成の仮想マシンのバックアップについて

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