Zerto Ver9.5のリリースについて


2022年4月初めにリリースされたZerto最新版のVer9.5について説明します。

Zerto 9.5の新機能

Zerto 9.5には以下の新機能と機能強化が含まれています。

データ保護 – ローカルでの継続的なバックアップと長期的な保存


ファイルレベルのリストア体験の向上
復元元(ジャーナルまたはリポジトリ)の選択、復元するポイントインタイムとVMの選択、復元するファイルやフォルダのブラウズを、1つの簡素化された復元ウィザードから行うことができるようになりました。


Linux用インスタントファイルリストア
Linuxが稼働している本番用VMに、Linuxのファイルをファイルレベルでリストアすることができるようになりました。Restore File to Production VM は、以前は Windows ファイルと VM に対してのみサポートされていました。


ディスクをレプリケーションから除外する
仮想マシンのディスクボリュームをZertoの継続的なデータ保護によるレプリケーションから除外できるようになりました。


長期保持(Long-Term Retention)


レポジトリー
• REST APIにより、Long-Term Retentionリポジトリを作成・管理することができます。


新しいイミュータビリティオプション
• Microsoft Azure Blob Storageは、ユーザーがZertoのインターフェースから直接イミュータブルなデータコピーを作成、管理できるようになり、修正や削除に対する保護が強化されました。
• Zertoは、サードパーティ製S3互換ストレージのサポートとイミュータビリティの管理を拡張しています。


スクラッチジャーナルの設定
JournalとScratch Journalは使用目的も要件も異なるため、それぞれ独立した設定を持つようになりました。スクラッチジャーナルの専用データストアの選択とハードリミットの設定ができるようになりました。

Zertoログインバナー
カスタマイズ可能なログインバナーを導入し、制限されたシステムにアクセスする際のガイダンスを提供するセキュリティ通知を組織でカスタマイズできるようにしました。


リカバリー・VRA・レジリエンス
VRAを含むESXiホストでハードウェア障害が発生した場合、クラスタ内の生存するESXiホストでレプリケーションとデータ保護タスクを継続するようZertoを再設定できるため、耐障害性が向上しました。


Linux Network ManagerによるRe-IPのサポート
Ubuntu、RedHat、CentOS、Debian、Suse、Oracleなど、bashとNetwork Managerを利用する新しいバージョンのLinuxでRe-IPをサポートするようにしました。


仮想レプリケーションアプライアンス
Debian 9 で動作する Virtual Replication Appliance は、セキュリティ準拠のために必要な のセキュリティパッチを含む Debian 11 にアップグレードされました。

.NET Coreインフラ


新しい.NETバージョン
Zerto 9.5では、新しい開発フレームワークである.NET(3.1)が搭載されました。インストールには以前の開発フレームワークも含まれるため、アップグレードが可能です。
• .NETはアプリケーションの一部として(.dllファイルの形で)提供されるため、インストールされません。
• .NETアプリケーションは、Microsoft Windowsのパフォーマンスカウンタに報告されません。

セキュリティ強化


• カスタマーウェブポータル、MyZerto、Zerto Analyticsに新しいロールベースアクセスコントロール(RBAC)と多要素認証(MFA)を追加しました。
• レプリケーションアプライアンスのアップデート。
• コンポーネント間のSSH通信をよりきめ細かく制御できるようになりました。

その他Ver9.5についてはお問合せください。

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