現在、NYCにてVeeamONが開催されています。今年は例年(有料、3日程度連続開催)とは形式が異なり、参加費なし、3か所(ニューヨーク、ロンドン、シドニー)で開催、各1日のみとなっており、ブレークアウトセッションなどの量的には少なくなっています。
VeeamON 2026では買収したSecurity AIを基にし、ただのバックアップソフトではなく、AIエージェントなどからのデータへのアクセスなども含めセキュリティを強化する機能や既存のVeeam Backup & Replicationとの連携などがメインで紹介されていました。

それに合わせて2026年夏にv13.1のリリースが予定されています。

そして、AIに関連しない部分も多くの機能追加や改善が行われる予定です。

今回のVeeamONではこちらに焦点を当てたセッションはなく具体的な情報はありませんでしたが、これらの新機能や改善が気になる方も多いかと思いますので、上記のスライドに関して日本語にしたものを紹介します。
目次
Veeam Data Platform 13.1
VSA / VIA / アプライアンス
V13で追加されたVeeam独自アプライアンスに関する新機能です。
- リソースとヘルス監視(Prometheus/rsyslog)
- VMware Cloud HotAdd プロキシサポート
- WebUIでのMFA + 統合MFA(ホスト管理UI <-> VBR)
- 統合証明書管理
- ストレージ管理:FC/iSCSI, ZFS, XFS拡張
- シングルディスクVIAデプロイメント
- アプリケーションバックアップリポジトリ(新タイプ)
- HAアクロスサブネット+自動ユーザー/修正同期
- Enterprise Manager上のアップデートミラー
- Windows用Veeam Updater
- VSAのHyper-V VMイメージ
- FIPS strictモード + Rocky Linux 9.6 / .NET 10
セキュリティとマルウェア検出
セキュリティ関連の構成やマルウェア検出機能に関する新機能です。
- Post-Quantum Cryptography (PQC) – ハイブリッドFIPS+PQC
- シングルポート転送(攻撃対象の削減)
- マルウェア検出: NAS, Unixエージェント, Proxmox, Azure
- 詳細な個別マシンの除外
- インラインマルウェアイベント+組み込みの調査
- 不変性期間変更の4-eyes承認
- 構成情報バックアップ(BCOファイル)の不変性
- RBACでWeb UIとNutanix AHVをカバー
- Linuxリポジトリでのガバナンスモード
- ADプロテクショングループでの証明書ベース認証
- ユーザーとロール変更の識別確認
- Web UI SAML SP証明書エクスポート
ストレージとリポジトリ
主にバックアップ保存先となるストレージに関する新機能です。
- Data Domain MFR(組み込みのバックアップコピー)
- NFS/SMBでの不変性サポート(SnapLock, Isilon, etc.)
- オブジェクトストレージの 読み取り専用モード
- SOBRでの実際のバックアップサイズレポート
- キャパシティ層
- マルチバケットS3互換サポート
- リストアポイントベースの不変性
- アーカイブ層
- コピーポリシー(即時GFSアーカイブ)
- AWS S3 Vault(ウィザード+フェデレーション認証)
- Veeam Data Cloud Vault Archive** (Azure/AWS Glacier)
- SOBR OLVM/NASオブジェクトストレージエクステントサポート
- Veeam Data Cloud Vault
ワークロードとハイパーバイザ
サポートする環境の追加やその環境で追加対応した機能に関してです。
- ユニバーサルCDP:Linuxワークロードのサポート
- ユニバーサルCDP機能パリティ(Explorers, Re-IP, seeding)
- ユニバーサルデータWeb UI (NAS + エージェント管理)
- NAS/OSバックアップGFS保持
- NASダイレクトアーカイブ (S3 Glacier, Azure Archive)
- NASマルウェア検出 (Veeam ThreatHunter + YARA)
- Sangfor aSV + Sangfor XCP-ng/XenServer (新規)
- Nutanix AHV v10: RBAC、インスタントディスクリカバリ、Web UI
- Proxmox VE v4: VMレプリケーション、VLAN、TPM/EFI
- HPE Morpheus VM Essentials v2:アプリケーション対応処理、ドライバーインジェクト
- VMware: VDDK 9サポート
- oVirt KVM:ストレージ最適化、ブロックサイズの選択
エージェントとエンタープライズアプリケーション
Agentやアプリケーション対応に関してです。
- Veeam Agent for Windows
- Web UIを介したリモートベアメタルリカバリ
- 制限の自動化(LEDBATプロトコル)
- エージェントのブランディング(ロゴ、色、リンク)
- Veeam Agent for Linux:完全なnosnapエージェント管理のサポート
- Veeam Agent for Linux、Mac、Unix:バックアップウィンドウのスケジュール
- Veeam Agent Unix:
- Managed by Serverモード+シングルユース認証情報
- 並列データ処理(マルチストリーム)
- 過去のバックアップへのアクセス(トークンベース、クロスマシン)
- ADフォレストリカバリウィザード(40ステップを自動化)
- PostgreSQLのPatroniクラスタとWindowsサポート
- PostgreSQLの個別データベースリストア
- Epic Iris保護(専用ポリシーとウィザード)
エンタープライズアプリケーション / テープ / API
データベース関連のプラグインやテープなどその他の新機能です。
- ABRを介したOracle増分マージ
- Oracle RMAN、SAP HANA、MSSQLでのGFS保持
- アプリケーションプラグインToテープ (すべての6プラグイン)
- VBRあたり1,000 DBサーバーサポート(以前は150)
- MS SQL AWS RDS -> オンプレミスリストア
- Web UIでのAD Explorer
- NetApp SMTape統合
- No-root Linuxテーププロキシ
- IBM LTO10 Read Past Read Perm
- REST API:
- RBAC
- any-to-vSphereリストア
- HA管理
- マルウェア検出
- 重複排除リポジトリ管理
- ローカライゼーション:日本語、ドイツ語など
これらの機能に関してはあくまでも予定であり、リリース時に変更となっている可能性もありますのでご注意ください。
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