バックアップ・レプリケーションするディスクの除外設定【Veeam Backup & Replication】


Veeam Backup & Replication ではバックアップ・レプリケーションを行う仮想マシンに対してディスクの除外設定が行えます。

一つの仮想マシンが複数のディスクを持っているとき、その中にはさほど重要ではないデータが入っているためバックアップを取得しなくてもよい仮想ディスクが含まれることもあります。
そのようなときにバックアップを取得しなくてもよいディスクを除外することで、必要以上にバックアップファイルが大きくなることを防ぎます。

ディスクの選択
■All disks
仮想マシンの全てのディスク(デフォルトで選択)をバックアップします。

■Disk 0:0 only(typically, system disk)
SCSI 0:0 の標準ディスクのみバックアップします。

■Selected disks
バックアップ・レプリケーションを行いたいディスクを選択します。
excluded disks

■Remove excluded disks from VM configuration設定について
これにチェックを入れ有効にした場合、仮想マシンの構成ファイル(vmx)の情報から除外した仮想ディスクの情報を削除します。
そのため、有効にした場合と無効の場合にはリストアやレプリカVM作成時に以下のような違いが発生します。
・無効(チェック無)にした場合
構成情報に除外したディスクの情報が残ったままリストア、レプリカVMの作成が行われます。
そのため、リストア先、レプリケーション先の環境が除外ディスクを参照できる場合には問題ありません。
しかし、除外したディスクを参照できない場合には、リストア自体の失敗や仮想マシンのパワーオンの失敗が発生します。

・有効(チェック有)にした場合
構成情報から除外ディスクの情報が削除された仮想マシンとしてリストア、レプリカVMの作成が行われます。
そのため、どの環境へもリストアが可能ですが、除外したディスクを仮想マシンから参照するためには手動で仮想ディスクを追加する必要があります。

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