環境に合わせた独自のデータマスキングルールを作成するには [Accelario]


開発用テストデータの生成が便利なAccelarioはデータベース内のデータをマスキングする機能も備えています。

特定のルールに沿って機密情報を検出し、検出した機密情報をマスキングします。

このマスキングルールにはGDPR、HIPAA、PCI、CCPAといったセキュリティ規則に則ったものがデフォルトで多数用意されていますが、環境によっては独自のルールを作成したい場合もあります。

Accelarioは正規表現またはLookupファイルを使用して、簡単にオリジナルのマスキングルールを作成できます。

 

これはデフォルトで用意されているマスキングルールです。

正規表現でルールを作成する場合の例です。USAの郵便番号をマスキングするためのルールで、Search Data Regular Expressionが郵便番号を検出するための正規表現です。Examplesにあるように検出した郵便番号をランダムな数字に変更します。

 

次にLookupファイルです。

Lookupファイルは羅列された文字列と一致するものを検出し、別の文字列に変更します。

以下はLookupファイルの作成例です。テキストファイルで作成します。

 

上記Lookupファイルを使用して作成したマスキングルールです。検索に使用したLookupファイルをそのままマスキングに使用することもできますし、マスキング用に別のLookupファイルを指定することも可能です。

 

作成したマスキングルールをOracleのテーブルに適用してみます。実際の設定方法等を知りたい方は、こちらの動画もご覧ください。

 

LASTNAMEの列が変更されていることが分かります。

このようにAccelarioを使用すると名字や名前をランダムに入れ替えたり、電話番号を変更したりすることで、個人情報を個人が特定できない状態にしたうえでテストデータとして使用することができるようになります

 

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