Blockyは特定のルールに従って、Windowsアプリケーションのイベントログ、設定されたメールアドレス、Blocky GUIのステータスエリアにアラート通知を送信することが可能です。 この通知設定はBlocky GUIのConfiguration > Notificationsから行えます。


設定可能なイベントの種類は次の通りです。ステートレスイベントとステートフルイベントがあります。
ステートフルイベント
No Vailed License
-> 保護ボリュームに有効なライセンスが存在しない場合(ライセンスがインストールされていない、ライセンスがボリュームIDと一致しない、ライセンス期限切れなど)
License Expires soon
-> Blockyライセンスには有効期限があります。期限の14日前にこの警告が発生します
Licensed Capacity Exceeded
-> ボリュームの物理容量がライセンス容量を超過した場合
WhiteListEntry Invalid
-> ホワイトリスト登録アプリケーションの実行ファイルまたはDLLの変更によりエントリが無効になった場合
Filter Unloaded
-> Blockyサービスが必要なBlockyファイルシステムフィルタドライバがロードされていないことを検出したとき
ステートレスイベント
Unauthorized Access
-> 許可されていないアプリケーションがファイル変更を試み、Blockyがこれを阻止した場合
Service Started
-> BlockyAccessCntrlSvcサービスが起動したとき
Service Stopped
-> BlockyAccessCntrlSvcサービスが停止しようとしているとき
※Code Injection DetectedとInternal Errorは現在利用されていない機能となっており、設定の必要はございません。
Threshold Countは通知が送信されるまでの回数、Threshold Time Intervalは通知の送信頻度を指定します。
Threshold Count | Threshold Time Interval (min) | 動作 |
<n> | 0 | ステートレスイベント:通知は<n>回発生した後に送信されます。 |
<n> | <m> | ステートレスイベント:イベントが<m>分以内に<n>回発生した場合に通知が送信されます。 |
n/a | n/a | ステートレスイベント:イベントは一度だけ発生し、イベントが発生すると通知が送信されます。 |
n/a | <m> | ステートフルイベント: イベントが発生すると、<m>分ごとに通知が送信されます。<m>が0に設定されている場合、通知は1回だけ送信されます。 |
アラートの通知先としては以下が使用可能です。
Application Event Log
-> Windowsのアプリケーションイベントログに出力

Email Notification -> add recipient
-> 指定したメールアドレスにメール通知

Monitoring Area
-> Blocky GUIの画面下部のMonitoring localSystem > Notificationsに表示

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