Druva Phoenixの統合データ保護機能【Enterpriseエディション】


Druva PhoenixにはBusiness、Enterprise、Eliteの3つのエディションがございます。本ブログではEnterpriseエディションで使用可能な機能についてご紹介いたします。
Enterpriseエディションでは、複数の環境やリージョンをまとめて管理することが出来ます。
※この機能はEliteライセンスでも使用可能です。
※Businessエディションの機能についてはこちら

  • 複数サイトの管理

Druva Phoenixはサイトごとにサーバやポリシーを管理します。別サイトのサーバやポリシーにアクセスすることは出来ないため、データを共有しないリソースの分離をするのに役立ちます。

BusinessエディションではDefault Organizationのみ管理可能ですが、Enterpriseエディションでは追加でサイトを作成することが可能です。

これにより環境ごとに管理や、特定のサイトのみユーザへアクセスさせるといったことが可能です。

新しい組織は「All Organizations」の「New Organization」から作成します。

  • CloudCache機能

使用できるWAN帯域が限られており、バックアップに長時間かかる場合やミッションクリティカルなリストアのダウンタイムを短縮したい場合などにはCloudCache機能が有効です。

この機能は専用のサーバを用意し、これにデータを一度ローカルに保存し、このデータを定期的にDrruva Cloudに同期します。これによりローカルデータのバックアップ復元が高速化され、Druva Cloudへの同期はWAN帯域が最適なタイミングを指定することで効率的なバックアップ、リストアを実現できます。

設定するには、まずCloudCacheサーバを構成します。DruvaコンソールからCloudCacheエージェントをダウンロードし、CloudCacheサーバとして使用するマシンにインストールします。

エージェントインストール後、CloudCacheを構成します。ボリュームサイズやリストアポイント数、クラウドストレージとの同期間隔等を設定します。

CloudCacheサーバを構築後は、バックアップセットにマッピングします。設定後Druvaが取得したバックアップはCloudCacheに保存されます。

  • アーカイブストレージ(長期保存)機能

保持期間が長いバックアップデータや平均ファイルサイズが大きいファイルサーバのバックアップ等、アクセスやリストアがあまり行われない大容量のファイルは、アーカイブストレージ機能を使用することによって低コストで保持することができます。

アーカイブストレージ機能はバックアップポリシー作成時にLong Term Retention(LTR)機能を有効化することで使用できます。

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