「StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam」のインストールと構成方法【詳細編】StarWind Cloud VTLをディプロイし、Amazon S3との統合を設定する方法について説明します。


はじめに

このブログでは、StarWind Cloud VTLをディプロイし、Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)との統合を設定する方法について説明します。

StarWind Virtual Tape Library(VTL)は、業界標準のテープハードウェアをエミュレートし、すべてのデータを安価で高速かつ大容量の回転ディスクに保存することにより、物理テープの必要性を排除する、StarWind Virtual SANの機能です。物理的なテープを完全に取り除きたい、もしくは、バックアッププロセスを加速し、余分な保護のレベルを追加したいと考えているSMBもしくはEnterprise向けに設計されています。

このブログは、StarWind VirtualSAN®ソリューションを構成したいと考えている、またはStarWindを習熟したユーザー、Windowsシステム管理者、およびITプロフェッショナルを対象としています。 VTLデバイスを作成し、Amazon Web Servicesでレプリケーションを構成する方法について、段階的なガイダンス行います。

構成

このブログでは、最もシンプルな設定を例にして設定プロセスについて説明します。 すべてのコンポーネントは、単一のスタンドアロンサーバに展開されます。

特定のインフラストラクチャ要件によって、主要なコンポーネント(StarWind Cloud VTLVeeam Backup&Replication Server)を異なる方法でデプロイすることもできます。

StarWind Cloud VTL for AWS and Veeamのインストールと構成ガイダンス

  1. StarWind Cloud VTLをインストールするサーバ上で、ダウンロードしたセットアップファイルを起動します。 セットアップウィザードが表示されます:

Nextをクリックします。

  1. License Agreementを確認し、I accept the agreementにチェックを付けて、Nextをクリックします。
  1. 新しい機能と改善点についての情報をご覧ください。 赤色で記載されているテキストは、既存ソフトウェアのインストールを更新しているユーザに対して警告を示しています。情報を確認していただき、Nextをクリックします。
  1. Browseをクリックして、必要に応じてインストールパスを変更し、Nextをクリックします。
  1. StarWind Cloud VTLサービスとStarWind Virtual SAN Serviceをインストールするには、Cloud Replicator for VTLにチェックを付けて有効にし、Nextをクリックします。
  1. スタートメニューフォルダを指定し、Nextをクリックします。
  1. デスクトップアイコンを作成する場合は、Create a desktop iconにチェックを付けて有効にし、Nextをクリックします
  1. Request time-limited fully functional evaluation key、またはRequest FREE version keyを選択します。 StarWind Virtual SANの購入時に送付された商用ライセンスキーを使用することができます。 適切なオプションを選択し、Nextをクリックします。
  1. ライセンス情報を確認します。Nextをクリックして、ライセンスキーを適用します。
  1. インストール設定を確認し、Installをクリックします。変更がある場合は、Backをクリックします。

セットアップウィザードを終了した後、適切なチェックボックスを有効にしてStarWind Management Consoleを起動します。

Finishをクリックし、ウィザードを閉じます。

バーチャルテープライブラリ(Virtual Tape Library)の設定

  1. StarWind Management Consoleを起動します:StarWindトレイアイコンをダブルクリックします。

※StarWind ServiceとManagement Consoleが同じサーバにインストールされている場合、Management Consoleは最初の起動後に自動的にローカルStarWindインスタンスをコンソールツリーに追加します。次に、Management Consoleがデフォルトの資格情報を使用して自動的に接続されます。リモートStarWindサーバーをコンソールに追加するには、コントロールパネルのAdd Serverボタンを使用します。

  1. StarWind Management consoleは、初めて接続するサーバ上のデフォルトのストレージプールを指定するように設定します。以前のStarWindストレージとして準備したボリュームの1つを使用して、デフォルトのストレージプールを構成してください。Add Deviceウィザードで作成されたすべてのデバイスはデフォルトでストレージプールに保存されます。StarWindバーチャルディスクに別のストレージパスを使用する場合は、Add Device(advanced)メニュー項目を使用してください。
  1. Yesボタンを押してストレージプールを設定します。ストレージプールの宛先を変更する必要がある場合は、Choose path…をクリックし、ブラウザを必要なディスクに指定します。
  2. デバイスを作成したいStarWindサーバを選択します。
  3. ツールバーのAdd VTL Deviceボタンを押します。
  4. Add Device Wizardが表示されます。
  5. バーチャルテープライブラリの場所を指定します。
  1. ドロップダウンリストからデバイスモデルを選択し、Nextをクリックします。また、新しく作成したテープライブラリのすべてのスロットに空のテープを書き込むこともできます。
  1. Target Aliasを入力するか、デフォルトのまま選択し、Nextをクリックします。
  1. Createをクリックし、進捗状況を確認します。
  1. 作成が完了したら、Closeをクリックします。
  1. 次に、テープを作成します。まず、VTLデバイスを選択し、TapesセクションのCreate Tapeをクリックすると、Create Tapeウィザードが表示されます。必要に応じて、テープファイルを格納する必要のあるカスタムパスを指定し、Nextをクリックします。
  1. Number of Tapes, Tape Typeその他のパラメータを指定し、Createボタンをクリックします。
  1. 作成されたテープは、StarWind Management ConsoleのVTLデバイスの最初のスロットに表示されます。

AWSでのアクセスキーIDとシークレットアクセスキーの取得

  1. アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを取得するには、AWS Management Consoleを起動します。

※以下の手順は、Amazon Web Servicesアカウントがすでに登録されていることを前提としています。

  1. 次に、Service > Security,Identity & Compliance > IAMをクリックします。
  1. Usersをクリックし、既存のユーザーを選択するか、新しいユーザーを作成します。
  1. 対応するユーザーに必要なpermissionsを割り当ててください。
  1. ユーザーのプロファイルでSecurity Credentialsをクリックし、Create access keyをクリックします。
  1. Secret access keyフィールド内のShowをクリックします。

※この情報は、後の設定に使用されるため、Access key IDSecret access keyを保存してください。

Download .csv fileをクリックして、Access key IDSecret access keyをダウンロードして保存することもできます。

次のリンクでUser’sタブを開くことができます:

https://console.aws.amazon.com/iam/home?#/users

Amazon S3 Bucketの作成

  1. Amazon S3 Bucketを作成するには、StorageS3を選択します。
  1. Create Bucketをクリックします。
  1. 適切なBacket nameを入力し、ドロップダウンメニューでRegionを選択し、Createをクリックします。
  1. 新しいバケットが作成されます。

レプリケーションの設定

  1. StarWindとAWS間でレプリケーションを有効にするには、VTL deviceに移動し、Cloud Replicationをクリックします。

31 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. Replication Settingsで、Access Key ID、Secret access key、Region、Bucket Nameを指定し、Nextをクリックします。

※選択したRegionがS3バケットの作成中に指定されたRegionに対応することを確認してください。

32 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. Tape File Retention Settingsを選択し、Applyをクリックします。レプリケーションするために、既存のテープをエクスポートするときに、create new empty tapes automaticallyを選択することもできます。

33 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

これで、GlacierにオフロードされたAmazon S3への自動テープ複製が、上記で指定した保存ポリシーに従って正しく設定されます。

※Move During the Dayオプションは、Amazon S3からGlacierへデータを転送するためのリクエストをAmazon S3 APIに発行します。Amazonオブジェクトストレージ技術は、Glacierとのデータの送受信を前提としておりません。StarWind Cloud VTL Serviceは、リクエストを送信し、Amazonはその日に実行されるデータ転送のスケジュールを行います。

企業のRTOおよびRPOターゲットに応じて、Retention Settingsを構成する必要があります。

バックアップホストへのVTLのマウント

VTLデバイスをVeeam BackupおよびReplication Serverにパススルーするには、最初に、対応するVTL iSCSIターゲットをマウントする必要があります。すべてのコンポーネント(Veeam B&R ServerおよびStarWind VTL)は単一のスタンドアロンサーバ内に配置され、構成されます。そのため、この例のテープライブラリiSCSIターゲットもローカルにマウントされます。

  1. Microsoft iSCSI Initiatorを開き、Discoveryタブに移動し、Discover Portalをクリックします。

34 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. ローカルホストアドレス(127.0.0.1)を入力し、Advancedをクリックします。

35 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. Local AdapterドロップダウンリストからMicrosoft iSCSI Initiatorを選択し、OKをクリックします。

36 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. 新しく追加されたディスカバリーポータルがリストに表示されます。
  2. Targetタブに移動し、StarWind VTLデバイスに対応するiSCSIターゲットを見つけてConnectをクリックします。
  3. Enable Multipathオプションを選択し、 Advancedをクリックします。

37 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. Local adapterMicrosoft iSCSI Initiatorを設定し、Target portal IP127.0.0.1 / 3260を指定してOKをクリックします。

38 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

VTL iSCSIターゲットはリストにConnectedと表示されます。

テープライブラリドライバのインストール

HPから最新のアップデートドライバをインストールすることをお勧めします。HP MSL8096のドライバは、こちらからダウンロードできます。Windows Server 2016をサポートする現在のバージョンは4.3.0.0です。HPドライバは、StarWind VTLデバイスがiSCSI経由でマウントされているホストにインストールする必要があります。これからローカルホストでの手順を例に説明します。

  1. Step 4でダウンロードしたドライバを抽出し、cpqsetup.exeを起動します。

39 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

ここからは閲覧制限エリア

パスワードで保護されています。閲覧希望の方はご連絡ください。 https://www.climb.co.jp/soft/contact/contact.php

[続き]

Amazon S3から以前バックアップしたテープをリストアする

  1. StarWind Management Consoleを開き、VTLデバイスを選択します。

64 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. Restore from Cloudオプションをクリックすると、対応するウィザードが表示されます。 バーコードを使用してテープを識別します。 テープをクリックし、Restoreをクリックします。

65 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. ダウンロードの進捗状況は、Offline Shelfオーバービューから確認できます。 ダウンロードが完了すると、Offline Shelfオーバービューでのテープの場所のステータスがLocal = Yes/Cloud = Yesに変わります。

66 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. ダウンロードしたテープをOffline Shelfセクションで選択し、Insertをクリックしてtape libraryにテープを挿入します。
  2. テープがtape libraryにデプロイされます。

67 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. Veeam B&R Consoleで、Tape Infrastructureに移動し、tape library deviceを右クリックします。Catalog Libraryオプションを選択します。

68 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. カタログ作成が終了すると、テープが空きドライブスロットに挿入されます。

69 - StarWind Cloud VTL for AWS and Veeam Installation and Configuration Guidance

  1. これで、Restore Fileウィザードを使用してテープからデータリストアできます。

最後に

クラウドバックアップに対するディスクを実装をすると、バックアップセットの保護と可用性がさらに向上します。StarWind Cloud VTLはバックアップセットをAmazon Cloud Storageに移動し、オフサイトで利用できるようにします。したがって、バックアップの迅速かつ容易なトランスポートが出来るようになり、企業は災害の復旧を行うことが可能です。

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