以前のブログでは、IBM iのライブラリをStarWind VTLへSAVLIBコマンドを使用してバックアップしたデータをクラウドオブジェクトストレージに2次バックアップしました。
本ブログでは、StarWind VTLの機能で、2次バックアップから仮想テープを別のStarWind VTLサーバにリストアし、IBM iのライブラリをリストアする手順を紹介します。
オブジェクトストレージからStarWind VTLへデータリストア
2次バックアップされたStarWind VTLのテープファイルは、StarWind VTL Management Console上からオンプレミス側へリストアすることができます。
万が一クラウドへ転送したデータからリストアしたいときにも、オブジェクトストレージのコンソールへアクセスすることなくStarWind VTL上の操作のみでデータを取り出せます。
StarWind VTL Management Consoleより、Restore from Cloudをクリックします。

出力された画面より、クラウドに存在するテープのバーコードを指定することで、オンプレミス側へリストア可能です。

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