Ver 7特集① テープへの保存機能(バックアップとファイル)【Veeam Backup & Replication v7.x】


Veeam Backup & Replicationは2013年第三四半期にVer 7をリリース予定です。
このバージョンアップにより、大きく9つの新機能や機能強化が行われる予定です。
Ver.7の新機能

今回はこの新機能の「ファイルとバックアップのテープへの保存」についてご紹介いたします。
・テープのサポートについて
スタンドアロンドライブ、テープライブラリ、バーチャルテープライブラリに対応予定であり、バックアップファイルだけでなく、各VMのリストアポイントまでテープに保存可能であるため、バックアップからリストアまで統合された形で行うことが可能です。
また、WindowsやLinuxのファイルのテープへの保存については、無償版でも対応予定です。

テープは、まず、Backup Infrastructureに登録します。この登録したテープにメディアプールを作成します。この時に設定可能な項目としては、メディアをセットするタイミングや上書きの有無、周期などを設定できます。

・バックアップジョブとの連携について
VMのバックアップをテープへ保存する場合には2通りの方法があります。バックアップジョブと連携してテープに保存する方法とバックアップファイルを保存しているレポジトリを指定する方法です。今回はバックアップジョブとの連携についてご紹介いたします。
VMのバックアップジョブのウィザードには新たにSecondary Targetという項目が追加されました。この項目に保存先として、テープへの保存ジョブを追加します。

テープへの保存ジョブでは、以下のような設定を行います。
・対応するバックアップジョブ
・テープのメディアプール
→フルバックアップファイルと増分バックアップファイルを別のメディアプールに保存することも可能
・ハードウェア圧縮の使用
・ジョブ終了時のメディア排出等の設定
・スケジュール設定
→月/日次スケジュール、対象のジョブ終了後、連続
・対応するバックアップジョブの終了待ち時間

対応するバックアップジョブの指定                    保存先のメディアプールの指定

オプション設定の指定                                        スケジュールの指定

・テープからのリストア
テープからのリストアはとてもシンプルです。リストアしたいVMとそのリストアポイントを指定するだけで、バックアップファイルがレポジトリや指定したサーバにリストアされます。そのリストアされたファイルを通常のVMのリストアウィザードからvSphereやHyper-Vにリストア可能です。

リストア対象のVM指定                      リストア先の指定

※今後のリリースに伴い内容が変更されることがあります。

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