
Climb Cloud Backup & Securityの最新アップデートにより、これまで追加オプションとして提供されていた Advanced Backup 機能が標準機能として利用可能 になりました。
Advanced Backup では、ワンクリック復元による迅速なイメージリストアや、継続的データ保護(CDP)による高度なファイルバックアップに加え、各種データベースや Microsoft 365/Google Workspace などの重要ワークロードを対象としたバックアップ機能が提供されます。
本記事では、その標準機能となったAdvanced Backup の機能をご紹介します。
従来の標準バックアップ機能はこちらから
目次
ワンクリック復元
ワンクリック復元は、バックアップイメージから対象システムを迅速に復元するための機能です。復元対象の選択から実行までを最小限の操作で完了できるため、障害発生時やランサムウェア被害時において、復旧作業の属人化を防ぎ、復旧時間(RTO)の短縮に大きく貢献します。本機能は OS、アプリケーション、設定情報を含めたイメージ単位での復元を前提としており、個別設定の再構築を必要としません。そのため、緊急時でも手順ミスを抑制し、経験の浅い管理者でも一定品質の復旧を実施できる点が特徴です。
継続的データ保護
継続的データ保護(CDP)は、ファイルの変更をほぼリアルタイムで検知し、継続的にバックアップを取得する方式です。従来の定期バックアップでは回避できなかった「バックアップ取得間のデータ損失」を大幅に削減できます。変更履歴が細かく保持されるため、誤操作やランサムウェアによる暗号化が発生した直前の状態へ復元することも可能です。特に、頻繁に更新される業務データや共有フォルダの保護において、高い効果を発揮します。
MSFC構成のMicrosoft SQL Server(AAG)およびMicrosoft Exchange(DAG)のバックアップ
Advanced Backup は、MSFC 構成の Microsoft SQL Server(Always On Availability Groups)および Microsoft Exchange(Database Availability Groups)に対応しています。クラスタ環境特有の役割切り替えや冗長構成を考慮したバックアップが可能です。バックアップ処理はサービス停止を伴わず、可用性を維持したまま実行されるため、業務への影響を最小限に抑えます。これにより、基幹システムに求められる高可用性とデータ保護を同時に実現できます。
MariaDB、MySQL、Oracle DB、SAP HANAのバックアップ
Advanced Backup は、主要なオープンソースおよびエンタープライズ向けデータベースに対応したバックアップ機能を提供します。各データベースの特性を考慮し、アプリケーション整合性を維持した状態でバックアップを取得します。トランザクションの整合性が保証されるため、リストア後のリカバリ作業やデータ不整合のリスクを低減します。業務停止を最小限に抑えながら、安全なデータベース運用を継続できる点が大きなメリットです。
オフホスト処理(バックアップのレプリケーション、検証、クリーンアップ)
オフホスト処理は、バックアップデータのレプリケーション、整合性検証、不要世代のクリーンアップなどの処理を、本番環境とは別のホストで実行する仕組みです。これにより、本番サーバの CPU や I/O 負荷を抑制し、ピークタイムでも安定した業務稼働を維持できます。特に高負荷なデータベースサーバや仮想化基盤において、バックアップ運用の影響を最小化できる点が重要です。
オフホスト処理:レプリケーション
オフホストで実行されるレプリケーション処理では、取得したバックアップデータを別のストレージや別拠点へ複製します。この処理を本番サーバ上で実行しないことで、ネットワーク転送やディスクアクセスによる性能低下を回避できます。また、バックアップデータを複数拠点に分散することで、ランサムウェア攻撃や災害時にもデータを確実に保持できる多層防御構成を実現できます。
オフホスト処理:バックアップ検証
バックアップ検証は、「バックアップが正常に取得され、実際に復元可能であるか」を確認する重要な工程です。オフホスト処理では、バックアップデータを別ホスト上で検証するため、本番システムに負荷をかけることなく整合性チェックを実施できます。定期的な検証により、障害発生時に「バックアップはあるが復元できない」という最悪の事態を未然に防ぐことができます。
オフホスト処理:クリーンアップ
クリーンアップ処理では、保持ポリシーに基づき、不要となった古いバックアップ世代を自動的に削除します。オフホストでクリーンアップを行うことで、本番ストレージへの I/O 影響を抑えながら、効率的な容量管理が可能になります。これにより、ストレージ容量の逼迫や不要なコスト増加を防ぎ、長期的に安定したバックアップ運用を維持できます。
Microsoft 365およびGoogle Workspaceワークロードのバックアップ頻度
Microsoft 365 および Google Workspace のワークロードに対し、最大1日6回の高頻度バックアップを実行できます。クラウドサービスの標準機能では対応しきれない細かな世代管理が可能になります。ユーザーの誤削除や設定変更、内部不正といった人的要因によるデータ消失にも迅速に対応できます。SaaS 環境におけるデータ保護責任を明確化し、安心してクラウドサービスを利用できる基盤を提供します。
ブータブルメディアのリモート操作
ブータブルメディアのリモート操作機能により、障害発生時でも現地作業を行うことなく復旧対応が可能です。遠隔地や無人拠点に設置された物理サーバでも、管理者がリモートから操作できます。移動時間や作業待ち時間を削減できるため、復旧までのリードタイムを大幅に短縮できます。特に多拠点環境や24時間対応が求められるシステムにおいて有効です。
データ保護マップおよびコンプライアンスレポート
データ保護マップは、環境全体のバックアップ状況を視覚的に表示し、保護状態の把握を容易にする機能です。未保護のシステムやバックアップ失敗箇所を即座に特定できます。
コンプライアンスレポートでは、バックアップポリシーの遵守状況や実行履歴を文書化できます。これにより、内部監査や外部監査への対応だけでなく、運用改善の指標としても活用できます。
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