VeeamON 2014 in ラスベガスレポート③


2014/10/6から10/8にかけてVeeamがラスベガスでVeeamONと題して大規模なセミナーを実施しています。このVeeamONに参加しているクライムのテクニカルSEがその内容をブログにして展開していきます。
http://go.veeam.com/veeamon

第3回である本記事では、Veeam以外が講演したBreakout sessionの様子を簡単に紹介いたします。
VeeamONでは、Veeam以外のVMwareやMicrosoft、HP、NetApp、EMC、Pernix、Nexsanといった各社パートナーやブロガーも講演を行っています。これらの講演ではVeeamとの連携だけでなく、仮想環境のベストプラクティスなども紹介されていました。


 

Availability for the Modern Data Center on FlexPod
講演者:Glenn Miller, NetApp; Ron Graham, NetApp

NetAppとCiscoで提供しているFlexPodの紹介と、Veeamとの連携について紹介されていました、VeeamとNetApp Snapshot Copies、Rplicationの統合の他にもVSCで作成されたスナップショットコピーもVeeam Explorer for Storage Snapshotから参照し、仮想マシン、ファイル、アプリケーションアイテム単位でのリストアが可能であることやNetApp E-Seriseストレージをバクアップ先として利用する例も紹介されていました。
NetApp

 


 

Storage and Networking Best Practices for vSphere Environment
講演者:Chris Wahl, Wahl Networking blog
ChrisはVMware Certified Design Expertなどのアクティブな30以上の資格を持ち、Wahl Networkingというブログで仮想化、自動化、インフラといったコンテンツを展開しています。このセッションでは基本的なvSwitchの構成やルーティングの仕組み、推奨される構成などを紹介していました。たとえば、IPストレージの場合にはVMK、VLANに専用のものを使用し、ルーティングは避け、iSCSI VMKをバインドする、FCの場合にはユニークなVSAN IDをファブリックごとに構成し、VSAN 1は使用せず、シングルイニシエータズーミングでエッジSANであればマルチターゲット、コアエッジであればシングルターゲットで構成するといったベストプラクティスも展開していました。
Chrisjpg


 

Server-Side Storage Intelligence with PernixData & Veeam
講演者:Todd Mace, PernixData; Luca Dell’Oca, Veeam Software
サーバサイドでのSSDやメモリを利用したキャッシュにより共有ストレージを高速化するPernixDataの紹介とPernixDataを使用した環境でVeeamを利用する場合の利点を紹介していました。Pernix環境でVeeamを利用する利点としてはストレージI/Oのオフロードが行われるため、相対的にバックアップのI/Oの軽減を実現できることやvPower NFSでマウントされるVeeamのNFSデータストアを高速化することで、SureBackupやインスタントVMリカバリを高速化することができる点が挙げられていました。
PernixData

その他にも様々なセッションが行われており、同時間帯に並行して行われるでいるので全てに参加はできませんでしたが、その他のセミナーについても随時、情報を展開していきます。

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