【climbクラウド・ナウ】災害復旧が目標ではなく、復旧を要する状況を作らないことが目標 : 2013年9月号


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◆◇◆    目次    ◆◇◆
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◆今月の注目コラム
【1】 災害復旧が目標ではなく、復旧を要する状況を作らないことが目標

◆今月のシリコンバレーニュース
【2】 クラウド・コンピューティング

◆今月のワンポイント英語単語
【3】 “full-figured”

◆クライム通信
【4】 ユーザ会「3Cユーザ会発足設立予告!」
   入会者を対象としたプレゼントあり!
【5】 セミナー・イベントのご案内

  1. 9月は下記無料Webセミナーを開催します。
    9/11(水)開催
     『データベースレプリケーション有効活用セミナー』
    9/18(水)開催
     『グラフ・レポート・ダッシュボードによるBIセミナー』
    9/25(水)開催
     『仮想化環境のバックアップ、BCPと運用管理セミナー』

  2. UOS九州、UOS関東のフェアに出展します。
    10/ 4(金) UOS九州 スマートソリューションフェア2013
    10/18(金) UOS関東 POWER UP ソリューションフェア2013
 
【6】 メールマガジン会員様向け専用サイト
【7】 Veeam Free専用コミュニティフォーラムサイト
【8】 今月の新着技術ブログ
【9】 クライム・技術ブログ閲覧ランキング

───────────────────────◆ 今月の注目コラム ◆─
【1】災害復旧が目標ではなく、復旧を要する状況を作らないことが目標
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AT&Tによる最近のレポートによれば、災害復旧・事業継続計画のために
クラウドを利用している企業は全体の62%だという。スピードやアクセスの
利便性に加え、仮想インフラとしてのクラウドの役割が重要性を増している。

しかし、クラウドを採用さえすれば、それで事業継続計画が万全になるわけ
ではない。今年だけでも、Amazon、Dropbox、Facebook、Twitter、Microsoft
といった、巨大クラウド環境がシステムダウンを経験している。Amazonが
たった49分間ダウンしただけで、損害総額500万ドルが見積もられている。

このような事態を防ぐには、事業継続計画を強化するしかない。企業は、
自社にとって、どの程度の事業継続性が必要なのか、正しく把握する必要が
ある。そのための指標としては、事業継続計画のニーズを以下の3タイプに
分類するとわかりやすい。

Hot/Cold : 遠隔地のデータセンターに必要なファイルを定期的に保存する、
もっとも基本的な事業継続計画。災害時には24時間から、それ以上の
事業停止を計算しておかなければならない。

Hot/Warm : データのバックアップと別に、自社環境の停止時に臨時で用いる
簡易的なミラーサイトを用意しておく。中規模企業に適当なプランと言える。

Hot/Hot : 複数の環境を同時進行で用い、グローバルなロードバランスに
よって、完全なバックアップ体制を維持する。一切の事業停止を許容しない
環境に必要なプラン。

災害復旧・事業継続計画は、以上の3タイプに照らし、自社のニーズはどれに
当たるのか、事業内容と予算に応じて周到に準備する必要がある。

CloudTweaksコラム Don’t Recover From A Disaster ? Prevent One より
http://bit.ly/18ian3i

───────────────── ◆今月のシリコンバレーニュース ◆─
【2】クラウド・コンピューティング
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■ AWS,新機能を発表 [8/13]

● CloudFormationに機能追加

AWS CloudFormationは関連するAWSリソースを適切にプロビジョニング
するためのサービスである。スタックと呼ぶサーバ構成の単位を定義して,
個々のサーバの設定を定義する。この度,次の2つの機能が追加された。

・Parallel Stack Processing:パフォーマンス改善のために並列処理
 できる部分を自動決定する機能

・Nested Stack Updates:従来は自動でできなかったネストした
 スタックにも一挙に最新状態に更新できる機能
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● モービルデバイスにプッシュ通知を実現

Amazon SNSは通知を実現するサービスである。この度,アプリケー
ションからiOS,Android(同社のKindle Fireを含む)モービルの端末に
通知を送信する機能を追加した。通常であれば,端末のOSごとの通知実装が
必要となるが,クロスプラットフォームの通知に対応することでプッシュ
サービスを容易に実現することができる。
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■ 米国内務省,クラウド化に$100億 [8/15]

米国内務省(The Department of Interior)は現在400ヶ所のデータセンタ
で運用しているITシステムをクラウド化して,2016年から2020年で年間
あたり$1億以上のコスト削減を計画している。

この契約形態はIndefinite Delivery Indefinite Quantity(IDIQ)と
呼ぶ方式であり,数量と期間などはプロジェクトの都度,担当官が決定する。

入札できる企業はAT&T,IBM,CGI Group,Unisys,Verizon,Lockheed
Martinなどの10社が選定されており,プロジェクト毎に各社が競争入札を
行う。各社は契約期間内で最大$10億までの範囲で受注できる。
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■ Google,クラウドストレージを標準で暗号化 [8/16]

同社のCloud Storageサービスに今後,保存されるデータは標準で暗号化
される。暗号化には128ビットの AES が使われ,オブジェクトの鍵を所有者
に関連付けされた鍵で暗号化する。

なお現在,保存済みのオブジェクトは今後数ヶ月をかけて移行が行われる。
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■ Box,個人向け無料サービスの容量拡大と新しいSMB向けプラン
 を発表 [8/22]

Box(シリコンバレーLos Altos市,2005年設立)は,クラウドストレージ
のサービスプロバイダである。

同社の個人向けのサービスのストレージサイズは,従来は5GBまでが無料
であったが,それを10GBまで無料に拡大した。

また,10人までのチームで100GBの容量をユーザ当り月$5で提供する
新たなSMB向けプランを発表した。

同社は前年の2倍の売上を達成する勢いであり,現在,法人顧客は
18万社で,ユーザ数は2000万人に達する。Fortune 500社の97%で使用
されている。

             提供元:Silicon Valley News Just Skill, Inc.

──────────────────◆ 今月のワンポイント英語単語 ◆─
【3】”full-figured”
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黒人、もしくはアフリカ系アメリカ人の事を表わす “Negro” や、”colored”
(絶対使っちゃダメ)といった言葉は、今では既に使われなくなったように、
いくつかの呼称は多くの人々の間でその使用を許されなくなった。
“Oriental” という言葉は、見下した含みを持つとして、アジア人の中では
多少嫌われている言い方だ。”Handicapped” や “disabled” は今でも一般的
な言い方であるが “crippled” とは言わない。もし、人の気分を害する言葉
を避けたいなら、お年寄りに対しては “elderly” とか “senior” と呼ぶと
いい。太った人たちは、”full-figured” (”overweight” や “obese” は、
批判的な言い方であるが、医学的にはその使用を避けることはできない)。
そして、背の低い人たち (Short people) は、何というか、、、”short” と、
そのまま単刀直入に言うしかないものもある。

アメリカ人は”full-figured”(デブを礼儀正しく表わす言い方)国家である。
よって、私たちにはこのコンディションを表わす言葉が、
上記のもの以外にもいくつかある。下記の5つの単語は全て
“太っている、小太り、デブ”という意味のものだ。

rotund
chubby
chunky
pudgy
plump

────────────────────◆ クライム通信・ユーザ会 ◆─
【4】3Cユーザ会発足設立予告!
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この度、株式会社クライムではユーザ会を発足させる運びとなりました。
本会の略称は『3Cユーザ会』ですので、以後よろしくお願いします。
クライム製品のユーザ様の情報交換、相互研鑽の場など提供できればと考えて
おります。

詳細は後日メルマガで配信予定です。
申込者へのプレゼントも企画しておりますのでご期待くださいませ。

────────────────────◆ クライム通信・セミナー ◆─
【5-1】9/11(水), 18(水), 25(水) 無料Webセミナー開催
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クライムでは、無料Webセミナーを定期的に開催しております。
お客様のPCから直接Web経由でセミナーをご視聴いただけます。
Ustreamのライブ配信サービスを利用するため、お申込みは不要です。

9月は下記3つのWebセミナーを行います。

9/11(水)開催『データベースレプリケーション有効活用セミナー』
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2013/0911/?cmm

9/18(水)開催『グラフ・レポート・ダッシュボードによるBIセミナー』
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2013/0918/?cmm

9/25(水)開催『仮想化環境のバックアップ、BCP対策と運用管理セミナー』
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2013/0925/?cmm

────────────────────◆ クライム通信・セミナー ◆─
【5-2】UOS九州、UOS関東に出展します。
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◆UOS九州 スマートソリューションフェア2013

 ・日 時:2013年10月4日(金) 11:00~17:20
 ・主 催:ユーオスグループ九州支部
 ・協 賛:日本アイ・ビー・エム株式会社
 ・参加費:無料(事前登録制)
 ・会 場:アクロス福岡7F(福岡市営地下鉄天神駅徒歩2分)

 ●ブース展示
 No:19
 タイトル:仮想化環境とデータベースのBCP、災害対策
 概要:仮想化環境のバックアップ・レプリケーションツールの「Veeam」と
    データベースのレプリケーションツール「DBMoto」を紹介します。

詳細・お申込みはこちら
 ⇒ http://www.uos.jp/kyushu2013/

◆UOS関東 POWER UP ソリューションフェア2013

 ・日 時:2013年10月18日(金) 11:00~18:30
 ・主 催:ユーオスグループ関東支部
 ・協 賛:日本アイ・ビー・エム株式会社
      関東地区愛徳会
      BOEコンソーシアム
 ・参加費:無料(事前登録制)
 ・会 場:UDX GALLERY(秋葉原UDX 4F)

 ●ブース展示
 No:31
 タイトル:仮想マシンDRソリューションとデータベースのレプリケーション
 概要:仮想マシンDRソリューション「Veeam」と、データベースの
    レプリケーションツール「DBMoto」をご紹介します。

 ●セッション
  No:3-3
  タイトル:仮想マシンとデータベースの最適なBCP対策手法
  概要:VMware/Hyper-V仮想マシンのバックアップ・レプリケーションと
     データベースのレプリケーションでどのようなBCPが可能かを
     ご紹介いたします。

詳細・お申込みはこちら
 ⇒ http://www.uos.jp/kantou2013/index.html

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【6】メールマガジン会員様向け専用サイト
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Webセミナー動画やオリジナルホワイトペーパーがダウンロード可能です。
→ https://www.climb.co.jp/mailmagazine/user.php?cmm
ユーザ名: climb
パスワード: mlmagazine

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【7】Veeam Free専用コミュニティフォーラムサイト
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VMware、Hyper-V対応 バックアップ・レプリケーションソフトの無償版
「Veeam Backup Free」と、仮想環境の監視&レポーティングソフトの無償版
「Veeam ONE Free」のお使いの方向けコミュニティフォーラムサイトをご利用
いただけます。情報交換やご質問等にお使いください。
→ http://www.climbmail.net/forums/veeamfree/

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【8】今月の新着技術ブログ             2013/8/1~2013/8/31
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〇 [動画]バックアップファイルが保持するデータとその動き
 【Veeam Backup & Replication】
→ //www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-9281?cmm

〇 AS/400からのレプリケーションに必要なDBユーザ権限
 【データベースアクセスツール DBMoto】
 → //www.climb.co.jp/blog_dbmoto/archives/1354?cmm

○ SQL Serverのデータをバックアップ
 ~データをクラウドへ、データを他DBへ、仮想マシンごとNASやSANへ~
 【クラウドストレージへのバックアップツール CloudBerry Backup】
 → //www.climb.co.jp/blog_veeam/cloud-berry-backup-9316?cmm

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【9】クライム・技術ブログ閲覧ランキング      2013/8/1~2013/8/31
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【第1位】VMware toolsのインストール方法【Linux編】
    【仮想化プラットホーム VMware vSphere】
→ //www.climb.co.jp/blog_vmware/vmware-1486?cmm

【第2位】スキーマ(ユーザ)作成時に「ORA-65096」
    ~Oracle 12cのアーキテクチャはここが違う~
    【データベースアクセスツール DBMoto】
→ //www.climb.co.jp/blog_dbmoto/archives/1272?cmm

【第3位】VMware/Hyper-Vの仮想ディスクを相互変換可能なフリーソフト
    【StarWind V2V Converter】
→ //www.climb.co.jp/blog_veeam/starwind-8817?cmm

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