Veeam nworks Management Pack for VMware Ver5.5について


Veeam nworks Management Pack for VMware Ver 5.5 (6/23/2010発表)は次のような新機能と拡張を含みます。

nworks PRO
Ver5.5には新たにPRO Pack for VMwareが追加されました。これはnmorksをSystem Center Virtual Machine Manager (SCVMM) へ拡張とVMware環境でのVMM PRO(Performance and Resource Optimization)Tips(ヒント)を強化します。nworks PRO PackはVMware VMotion とVMM Intelligent Placementを使用してVMwareの仮想マシン(VM)の配置を自動で最適化するためのnworks Management Packから詳細で、精度の高い測定基準を使用します。nworks PRO Packはメモリー・スワップやディスクIOPSなのど測定基準をベースにVM配置を最適化するPRO Tipsを生成します。

nworks PRO PackはSCVMM 2008 R2とともに使用します。

認定について
nworks Management PackはVMware ReadyプログラムでVMware vSphereと新規 vSphere APIでVMwareから認定されています。 またマイクロソフトの「MP best practiceanalysis and guidelines」をパスしています。

設定可能とデータ収集
Ver5.5は収集間隔の設定が可能です。各データ・クラスはそれぞれの収集間隔が可能で、データ収集では最大の拡張性とパフォーマンスを可能とし、VMの健全状態を全体像で確認するためのドリルダウン測定が可能です。

nworks Enterprise Manager
nworks Management Center, Webベースで多重nworksコレクタを管理するセントラル・コンソールは「nworks Enterprise Manager」と名前を変えました。新規nworks Enterprise Manager機能は多くの使い勝手と機能拡張を持ったクリーンなUIを持っています。それはOps Managerコンソールから直接アクセスが可能で、またvCenterクライアントへプラグインとして組込みが可能です。

他の拡張機能:
●HAフェイルオーバー・グループ:nworksコレクタはフェイルオーバーを管理するためのグループへアサインすることができます。これにより、大規模で、地理的に分散された環境のモニタリングを効果的な管理が可能となります。

●ロードバランシングの改善:ロードバランシングは改良したアルゴリズムを使用しているので、nworksコレクタに渡って負荷を分散させるための小規模なモニター・ジョブ配置を可能とします。

●新規接続ウィザード:nworks Enterprise Managerでの新規接続ウィザードは組込みディプロイ・アドバイスを提供します。ロードのモニター、ライセンス使用のモニター、用に必要なnworksコレクタ数を推奨する新規ロードバランシング・アルゴリズムを採用し、新規フェイルオーバー・グループ内でのジョブ配置における幅広い柔軟性を提供します。

先端Ops Manager機能
柔軟性と効率化を最大限にするために、Ver5.5では次のOps Manager 2007の先端機能を利用しています。

●連続したサンプル・モニター:短期間スパイクによる「コンソール・ノイズ」を削減するために、繰り返し、または連続的スレッシュホールド・ブリーチのみにアラートを選択

●最適化パフォーマンス。プロバイダ:すべての同じ測定値を収集している間に、Ops Managerデータベース内のストレージ・フットプリントを削減するためにこれらのスマート・プロバイダを使用

派生測定基準
nworks Management PackはvSphere APIから利用可能なパフォーマンス測定の豊富なソースを拡張する派生測定基準を含みます。派生測定基準はnworksコレクタ内で計算されます。Ver5.5では次の新規及び、改善された派生測定基準でのグラフィックとダッシュボード、新規スレッシホールド、データウェアハウス・レポートを含みます。

●ディスクIOPS:各VMHBAストレージ・接続用のトータル・インプットとアウトプット・オペレーション/秒。またホストとVMのロールアップを提供します。

●トータル・ディスク・トラフィック(KBで):VM、ホスト、クラスタ・レベルで計算。

●トータル・ネットワーク・トラフィック:データの転送と送信量。VM、ホスト、クラスタ・レベルで計算。

●メモリ・スワップ・ファイルI/Oレート:各VMで計算し、どのVMが高いホスト・スワップ使用率があるかを表示。

●メモリ・プレッシャ:メモリ・リソース問題の予防警告を可能にするメモリ・コミット、TPS (transparent page-sharing)とメモリ利用率での測定要素を拡張しています。

nworks Management Pack Ver5.6について

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