オンラインバックアップを行う際、
VSSに対応しているOSの場合、
↓VSSを使用するチェックをつける。
VSSに対応していない場合、
↓①バックアップ先選択画面にてAdvanceボタン押下し、AdvanceタブにてBackupOptionsにチェックをつける。
②仮想マシンのc:\Program Files\VMware\VMware Toolsの下にbackupScripts.dディレクトリを作成、backupScripts.dディレクトリ配下に「freeze.bat」とScriptsフォルダを作成します、Scriptsフォルダ配下に、snapshot前に起動するバッチ「pre-freeze-script.bat」、snapshot後に起動するバッチ「post-thaw-script.bat」を作成し配置してください。
※VeeamのJob起動時に「freeze.bat」から「pre-freeze-script.bat」、「post-thaw-script.bat」を起動させます。
補足
SYNCドライバのみ使用してオンラインバックアップを行っても、SYNCドライバではユーザーモードで動作するため、カーネルモードのディスク I/O を静止する権限を持たないという情報もあります。その為、オンラインバックアップが成功しても時々エラーとなる事象が発生しています。
オンラインバックアップを行いたい場合、VSSを使用することが推奨されますが、OSによりVSSを使用できない場合、SYNCドライバだけでは不十分な場合がありますので、ご注意ください。
※上記説明のようなVeeamのJobと連携してのスクリプト使用しての仮想マシンのサービスの起動停止ですが、Windows OS、Linux OSが今回紹介した方法でサービスの起動停止が可能です。
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